ブックマークした作品
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新築の匂い 心に香る
住み慣れた 家を離れて
新な暮らしの 始まる匂い
おしゃれな空間 緑の絨毯
心に余裕が 生まれそう
畳の香りが 恋しくて
和室も一つ 作るのです
使い古した 物には
愛着が 湧いてきます
長年使った この座布団...新しい暮らしへ
Naoya1995
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静閑に伸びた鮮緑(みどり)
炎天に晒すその身
天泣の滴り浴びて 実る
幻影の如き君は
遠景の夏に溶けて
恋情を映す陽炎
僅かな記憶さえ 心揺れ動く残響
蛍火の舞う川 鳴いてた蛙 君の声
肩並べ 憧れた祭り囃子
その全て 真夏の夜の夢としても...【♪】青鬼灯
真麻
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朝を告げる鐘 微睡を解(ほど)いて
夢から覚めて また夢を追いかける
夢は覚めた あっという間に
夢は冷めた 想いが足りずに
儚く覚(冷)めゆく夢 足跡は途切れて
叶わぬ夢は 朝露とともに零れ落ちる
目を覚ませば 忘れる夢のように
この夢も思い出せなくなればいいのに
また夢を見る 泡沫のような
また...儚くも人の夢
生獣
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この手を伸ばして
星掴んでみようとするけど
無理だった
満天の星空の下で僕は
ただ眺めてはぼーっとしているだけだ
明日が来る もうじき夜が終わるよ
ちょっと 寂しかった
もっと 星の中で泳いでいたかった
遠くへ行けそうな気がした
日が昇れば 星は塵になって...星空の中で
はい
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A
つよいあの子は「多様性」だって
虹を掲げて叫ぶけど
その色の中にボクはいない
B
誰もがうまれたての運命
背負って歩けるわけじゃない
これ以上、進めないってそっと
消えそうな人だっているだろう
S...レイジー・デイジー・エレジー(曲募集中)
Union
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塵の家
梅雨明けの頃に光灯った
幸せの象徴
希望に溢れる未来を見てた
破綻するとも知らず
傷ついた床 落書きの壁
悲しみも団欒もずっと
この中にあり続けると
思い違いをしていた
私達が去った後の...塵の家
鈴梨
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「人生は希望で満ちている」響かない灰色の雨の中
雨曝しの身体は心だ 覆われた空が、そのまま明日だ
空が代わりに流す涙 傘 雨除け 去り行く人
逃げるように、ここを発つ 景色なんか変わらないのに
思い出の明るいトーンが視界を焼いてく
未来に振り返る価値もない また泣き出す現在(いま)
変わらないもの...雨、日常
虚言人
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空の高み飛ぶ鳥は 飛べぬことなど恐れはしまい
翼一杯風をとらえ 過たず空を目指す
私もあの鳥のように自由に
飛ぶことが出来るのだろうか
この先に雨の日も風の日も
嵐の日すらもあるだろう
でも私にはあなたがいるから
きっとどこまでも飛べる 果て無く広いこの空へ
大地深く根差す木は 嵐にだとてびくと...蒼穹の鳥【曲募集】
kai
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1
干(ひ)き潮が悲しみを連れ去って
淋し気にさざめく波も もう君の足を濡らせない
頬に残る痛みの跡さえ
伏せた瞳の赤みと共に消えていく
君は顔を上げて星々を見つめる
次の一歩を踏み出す為に
2
満ち潮が喜びを運び込み
穏やかにさざめく波は今 君の胸を満たしていく...La luna piena
黒宮杳騏
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詩・タットミー
火を噴くドラゴン 人の群れだ
居場所のないかかし 旅人だ
出会ったのは夕暮れ 同じ色だ
同じように奪われて 同じように忘れられた
彼らは叫んだ 私たちの帰る場所の名
彼らは知らなかった 名すら忘れられたことを
現実的なことだ 行くあてがない
現実的なことだ 魂を奪われた
圧倒的暴力に...灯
タットミー
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庭の紫陽花が雨に濡れて光を散らす
今年の梅雨の季節は いつもより多く降ってる
季節ばかりが流れていく
僕は置いてけぼりのまま
雨に降られてた 僕らは
生きてる意味をいつも探してる
頬に流れた雨が いつもの日々を思いださせる
今は ただ暑苦しく 身体を震わせる
夢ばかり語っていたら もう...雨夢
ほむる
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ゆらりゆらり
水面に映る自分の姿
まるで幻想のようで
いっその事無くなってしまえばいいのに
光が消えたら
新しい何かを見つけられるかな
光が消えたら
美しき世界を見つけられるかな
ああ なんて素敵なのでしょう
薔薇の花びらに包まれて...ウツクシキ薔薇
hannari0316
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1A
床に広がる黒い染み 悪に群がる揚羽蝶
亡くなられたのはどちら様? 時代錯誤のロマネスク
法の向こうの薄明かり 喰らう夜道の道しるべ
容疑者全員そろい踏み 居合わす誰もが罪まみれ
1B
可愛い可愛い可愛いお顔 今宵限りの美しさ
1S
紅い沈丁花とアンブレラ
殺した人は誰ですか?...沈丁花殺人事件 完成稿
さく
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朱(あけ)の西
燃える煙のたつ遥か上空
焼け落ちる星の塵の様に
その背、狙い迫る
竜の咆哮は紫と轟き
雲海の底から見上げる藍色の下
黒の狭間より閃き撃ち
慄く星々の冷や汗を
街に降らせる雫哉
東の夜
暮れの朱に東の雷鳴
七九
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こんな広く澄んだ青い空
飛ぶ鳥は自由で
とても幸せそうに見えたんだ
僕ら人間の世界には
鎖しかないんだ
たくさんの目に
縛られて動けないんだ
この鎖引きちぎって
生きていけるほどに
今は強くはないから...僕の自由
ミズカ
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僕は一種の真面目人間
多くの人から褒められた
社会のために尽くすと決めた 社会の「し」の字も知らなかったあの頃
僕はまだ若かった
やる気に満ち溢れていた
色んなものの裏を 闇を 知らずに生きてた
現実は厳しい
登りたかったあの山にも
登れないままで
気づいたときには...[曲募集中] 自殺協奏曲 第二番
tomato
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静かの海よ 私を映し出して
嘆きの声が月へと満ちてく
伸ばしたこの手 何も掴めないから
いらない明日を待ち続けている...ひとり
夢さえいつかは 全てを裏切り
孤独が嗤って誘うけれど
それでも光を求めているのは
正しくありたい そう願うから
ずっと探せば見つかると言った
あの綺麗事すら突き刺さる...Mare Tranquillitatis
下弦
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夜空には、月。
頼りなげな輝きと、近づくものを全て拒み切り裂くような、鋭さ。
ああ、まるで其れは君のよう。
美しく、気高く。
厳しく、志高く。
嘘がつくのが上手だった。
本当は泣き虫で寂しがり屋。
そんな素振り、一度も見せてくれなかったね。
厳しい表情のまま、泣いて。
傷つかないで、なんて。...月虹
えんどーまめ子
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青草に木漏れ陽 若葉風
せせらぎに沢風 草いきれ
空の枝 エンドウの花
雲雀は歌う 命満ちる
膝下を斬る燕
遠く垂れ込める雨雲
足早に急ぐ帰り道
水の臭い 雷の音
夕凪に満ち潮 星水面
宵闇に明星 月夜風...水と風と光
7300batsu
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A
風に乗り彼方まで届く歌声は
詞を解さずとも旋律を教え
B
時に悲恋を嘆くが如く
時に世界を儚んで
S
ああ悲しき歌 世を覆う
込められた意味を誰もが知らぬ
A...雨乞う祝詞
江麻
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荒ぶ風の中を 歩き 山祇の唄を聞く
冷たくも ぬくもりを 孕む裾の風
寄せる波の狭間 縫って 海神の唄を聞く
雄々しくも 安らぎを 描く白の波
若く幼い心は 果てない旅路へ
答え待つ朝日の中で じっと目を凝らした
僕らはきっと 逆らえない 瞬間の中を 生きている
白亜の郷に 望郷募らせ 朔夜の路たど...Stay
ヨシサト
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ある秋の夜 遠くに星空に
無くしたあの時 思い出見つける
空は晴れて 想いが秋風と
かなたの秋桜 思い出訪ねる
風に吹かれて 見上げた今
周りに影はなく 独り戻り
ただ 添えた 花
まだ咲いてる 笑顔があの時と
星空見上げて 思い出見つめる
無くした 秋桜 探して...秋桜
rimushi
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薫風に向かい 曙光を受けて下る
江 新緑を弾いてひらめく 碧き湖に似たり
遠景は清明にして 皆緑陰を慕う
凱歌 遠雷 轟いて地を揺るがすが如し
斜陽の幕内にて 桂花の露台を想う
驟雨 花を落として去る その後に一陣の風
地には煙もなく 空には円かなる月
水面に白き影を映して 天地を繋ぐ橋をなす
野笛...月光
ロデオん
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月の光が音を奏でながら降り積もる
私の上に 大地の上に 水面の上に
水面に落ちた音は反射され
月と水の月の二重奏
それに触れたくて
手を差し伸べる
途端に音は掻き消え
凍えるような静寂
もがくように
搾り出した声...月と水と私
greeksnake
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涼しげな響き 幽かに広がる旋律
旅人の安息日は 今日も一つの音色で始まる
古びた空 静かに巡る 星々は笑う
答えるものも無く 照らされる影
明日をも知れず 歩き出したその身に 何を思うのか
夜を越える旅人よ 今は足音だけのリズム
朝を目指す旅人よ ピアノの歌を口ずさみ
人形よ踊れ 人形よ眠れ このメ...旅のピアノ弾き
zaregototukai
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月影に君映す水鏡 彼方(あなた)の舟を待てど影は無し
あやめも知らぬととうに知る故(ゆえ) みをつくしても君に逢ふるまで
蛍飛び交ひ 吾(あ)が魂(たま)も離(か)ると
夢に見た君ぞ信じたき
あやめ草も 水鏡も この身もかれ果てむか
文(ふみ)ひとつ残し去りし君を思へりも
月影など 風に揺るるを 君...あやめも知らぬ
杏鈴
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遠い昔 誰がすべてを伝えるか?
形もない なぜ僕たちは知ってるか?
空を見上げ いろいろ問題がある
でも何故だか 僕はずっと話さない
答えは必要ない たくさん答えはいるよ
言わないの思いだ ただ空に呟いて……
宇宙の始まり 神様は本当に介入してか?
私たちの存在 この世界に本当に小さなよ
どうして生...天問
WildDagger
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西の棺が 水底に
落ちる頃
白き鉄馬の 嘶きも
今や遠く 雨音に消ゆ
夢は 目蓋を過ぎて
溢るる露の如し
君よ 優しき古声の人よ
然らば 悲しむなかれ
その生に 永久の
詩を咲かそう...霖詩
はねz
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夕暮れ響く ひぐらしの声 夏草の杜 波打つ緑
こっちへおいでと 呼びかける声 葉陰の向こう 手招きをする
足下に散る 白く長い枝 乾いた音立て ポキリと折れる
背丈を越えて 伸びる茅の群れ 根元転がる 白い塊
追い掛ける声 伸びてくる影 何処まで逃げても 夏草の檻
捕まらぬよう 振り返らぬよう 二度...夏草の杜
紫藤 悠
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夜露に濡れた叢に
我が身を潜めて
誰を待つ
愧赧の念に苛まれ
我が身を潜めて
誰を待つ
ああ故人よ
今一度あの頃の
面影なくとも今一度
己と話を交わしてくれまいか...月に吼える
momiji1225
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A
ひとり迷ひて 浮く舟は
心細くも さらさらと
奥山の瀬に 身を任せ
流れるままに 日は過ぎる
B
薫るその手を 見初めたときに
共に絡まる 枝を見た
名残惜しくも 腕を伸ばした
S...蜉蝣の舟
ザビエルT
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射干玉の 夜の黙に 響かすは
鵺子鳥 うらなく様は 我ならで
微睡みの 幽けき夢に 君の影
果敢無き契り 刹那の逢瀬
想いつつ 寝ればや人の 見えつらむ
夢と知りせば 覚めざらましを
新玉の 夜半の月見て もの思ふ
影ならで 朧なりけり 我が心
絶えなむと 覚しき恋の 忍ぶ草
闇の現に 得てしがなと...夢ノ通ヒ路
うらりょん
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橘香る 夏の暮れ
夕を告げる 蝉時雨
絵合わせしつつ 貴方を待つ
今宵も一人で 閨に入り
池に灯る蛍 消えてゆく
白瑠璃の器 私のよう
香<あなた>がなければ 飾り物
貴方が名付けた 紫苑の花
傍にいないと 枯れてしまう
一人で過ごす 夜にしないで...紫苑恋歌
りむさき
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そぞろゆく まほろの國や 流れゆく 遊行の過ぐや
幾とせと 季節は廻り 涼の音の 神楽は絶えず
魂呼ばう 袖振りの花霞 棚引きて
恋し名を 雨歌に重ねては ほろほろと
まほろばのみち 何処へゆくか 悠久の空 鳥が鳴く
まほろばのみち 何処へ至る 夢の通い路 草枕
ひとたび逢える その時まで
幸いし ...【曲募集中】 まほろば遊行 【和風/民族調】
azur@低空飛行中
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ほおずきの提灯 小路に月草
楓は風誘う 紅葉は水屑に
長月九日 菊の香を仰ぐ
初霜はおしろい 藪柑子(やぶこうじ)は口紅
小夜烏の歌合 小文は君に届きましたか
竜胆(りんどう)の生垣 覗けば思い出
羞花閉月の君 十三夜の前に
長月十日 時は泡沫で
小筆は花薄(はなすすき) 彼岸花は朱筆
女郎花(おみ...文と撫子
春