創 はじめ

一目見た瞬間　分かったよ
ちっとも変っていなくて
少し低い声や笑った時
目尻にできる皺は昔のままだね
急に高鳴るこの胸の鼓動
声をかける自信なくて
視界の片隅で見て見ないふり
何も変われていないあの時のまま
どうしよう　もう一度
君を呼んでみたらなんてね...

教室の窓から
茜に染まりゆく
夕暮れ空を見てる
目線の先君がいて
いつもは隣の席
机に突っ伏して
居眠りしている姿
ただのクラスメイト
特には気にすることなんてない
関係が自分でも気が付かない...

諦めた夢でも
もう一度進むよ
複雑怪奇難問も
二人なら出来るよ
目の前は暗く
塞がれた進む道
もう無理
下を向いて諦めた
不器用だった僕は
前を見て笑う...

綴り始めたstory
また新しいページを
私の日常が埋めていく
真新しいシャツ
袖を通して
気持ちを新たに
踏み出す一歩
春の風が吹く
桜並木を
いつもより早く...

＜冒頭＞
朝焼けの空に浮かぶ月
真実を浮き彫りにする
東雲（しののめ）に染め上げられた空
この謎を解き明かすころ
君はもういない
＜１Ａ＞
謎めいた難問に
引き寄せられるようにして
たどり着いた先に...

ぐねぐね曲がりくねった
見えない道を行けば
空っぽの心の中満たされるのだろうか
こんなんじゃまだまだ足んない
全然満足できない
あれやこれや色々選んでみたけれど
これじゃないあれでもない
何が何だ分からない
君の瞳（め）には僕の姿
どんな風に見えてるの...

真夏の日差しを浴びて
濡れた髪がキラリ輝く
波打ち際においでと
手を引き僕を誘ってくるんだ
ビーチバレーで勝負
砂のお城作って
あと少しもう少し
手を伸ばせば捕まえられるのかな？なんて
まだまだまだ届かない
寄せては返っていく...

すれ違い続く時の中
広がる波紋消えなくて
不意に口をつく言葉の数々
無かったことにできない
決別を決めたあとに
心に残る傷の痛み
気づかないふりして
きたけどやっぱり無理だ
笑顔でいるか
何度も思い返す...

毎日同じことの繰り返しで何が楽しいの？
ほらね、今日も同じような結末
それで本当に明日（あした）も明後日（あさって）も満足できると思うの？
先行き未来（みらい）がつまらないよ
君の明日（あす）と僕の今日
カード混ぜるようにごちゃごちゃにして！
目を開けた瞬間に広がっていく視界たぶんそれは
昨日僕が見...

雨に視界が歪む　薄暗い部屋一人で
雨の音に君の声を探している
一度零れ落ちたモノ
もう二度とは戻ってこないと
誰かのコトバの意味を
初めて理解した気がしていた
降りしきる雨の中震える君の身体を
抱き寄せる勇気あれば
傘を差しだす余裕があったのなら
何かが違ってたのかな？...

今年も私が主役の季節が
やって来ました早くも集まる
熱い視線にまだこれからと
焦らすそうだよ始まったばかりさ
白い砂浜にさざめく波の音
ギラギラ太陽潮の香りさえ
私の魅力を引き出してくれる
とても素敵なアイテムなんだ
そうだよね？
全力裸足で駆け出し...

真夜中駆け抜けてく
テールランプが揺れる
一匹の蛍がまるで舞い散るよう
前だけ見つめてた
上手くいかない事ばかり
ただ不器用で頑なで意地っ張りなんだ
理屈じゃなんにも変らないんだと
頭では分かっているけど
ただただがむしゃらもがき続けてる
それ以外知らない...

雪が溶ける頃には
新しい季節
巡り来るけれど
時が止まったよう
先を進む君を見てた
眩し過ぎて隣には
いられなくて逃げ出したんだ
弱い僕を笑うかな
ただ夢を追う君の姿を
漠然と探し続けてる...

重なり合った視線と視線が
求め合う欲望に交わり消えた
触れ合った掌から伝わる
熱情と共に溶かされていく
強く深く絡まる指先吐息
理性を捨てて言葉はいらない
ただ求め合うままに身を委ね
今宵もあなたに染まるの
目が合った瞬間に始まる恋もあるでしょう？
どんな型にも当てはまらないモノだけれど...

少し先行く君の背中を眺めてた
笑顔で送り出せていたつもりだけれど
君の隣にいる時間は穏やかで
戻せない時の中に
取り残された
始まりはこんなはずじゃなかったのに
いつからだろう君の存在が
日を増すごとに大きくなっていって
想いに気づいた時には
上手く言葉が出てこない...

ホールに鳴り響く始業を知らせるBell
メールのチェックから毎朝始まる
会議の資料に出張の準備と
目まぐるしい毎日過ごしてます
無理難題や納期に追われ
苦手な上司は笑顔でThrough
近づいてくるやっとの昼休み
何食べよう？
ちょっと豪華にデザートつけて
今週はまだ始まったばかり...