茜 夕空の投稿作品一覧
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わたしの嫌いなわたしがいる
わたしの嫌いなわたしがいる
殺してやりたいと何度思って
いなくなれって何度叫んだ
こんな自分なんて知らない
知らないわたしと出会い続けて
こんなわたしはわたしじゃない
知らないわたしを拒み続けて
嫌なことなんて言わないで
嫌いな人なんて居ないよ...偶像ーあこがれー
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夏、太陽の日差しが鬱陶しい中。
授業をぼぉっと聴いていると、隣の席から、丸めた紙が飛んでくる。
隣を見ると幼馴染の舞子がジェスチャーをしている。
『かみをあけてよめ』
ゴミかもわからないそれを開けるのは、少し抵抗があったけど。
開けてみると「屋上」とだけ書かれていた。
頭にはてなを浮かべたところで、...あまあまでとろとろ(景光の場合)
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夏の夜、暑くて眠れないままにスマホの画面を眺める。
最近の検索履歴は『占い』とか『相性診断』の言葉で埋まっている。
「今回の結果がよかったら…」
「姉ちゃんうるさい、また相性診断なんかしないで告ればいいのに」
「でも振られるの怖いじゃん…そらはどうやって告ったの?」
「何回も言いたくないですっ」
「...あまあまでとろとろ(舞子の場合)
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問う問う汝の生きる様
問う問う汝の魂の価値
汝生きるに値すべしか
汝浄罪されるべしか
問い
汝の生きる意味
良
心の在処をわかっておる
問い
汝の快は何処...問う問う独りと善問答
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告ろうって目論んで
チラって眼で追って
黙(モク)って真っ赤真っ赤
ドキドキの
両片想いの恋の話
好きだから
触れたくて触れれない
さぁ
恋愛を始めましょう
終まで紡ぐ物語...両片想い
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しんどい気持ちの夕空を
眺める余裕もないままに
いつも通りの帰り道
ふと香る好きなタバコ
「お疲れ様」って一言
言われて浮かれ出す心
見上げると不器用な笑顔
晴れやかに澄み渡る夕暮れ
変わらないものがそこにある
それが一番の幸せ...タバコと空
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ねぇ
生きているって最低かい?
ねぇ。
生きていくって悲しいかい?
そんな悲観した世界観じゃ
苦しくなって沈むだろう
世界は沈み行く船
ではなく
世界は沈まない船
自らの舵を捨てたものから...船旅
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ぽたぽた散歩道
ぽたぽた散歩道
いつも違ったところ目指す
ぽたぽた散歩道
休日目が覚めて
カーテン開けたら
眩しい日差しが漏れる
散歩に行こう
ぽたぽた散歩道
ぽたぽた散歩道...ぽたぽた散歩
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loveyou! kissyou! onlyyou!乙女
人の恋路の行方
刹那の素顔を見せて?
私をとろけさせて?
豊満なゴシップの種
人の甘い話
甘美な蜜のよな話
ごっくんごっくん味あわせてよ?
ドロドロな関係?
スイーツな乙女心?...抱きしめて?ダーリン
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キスじゃなくてハグが好き
温めて貴女の温度で
キスじゃなくてハグが好き
君で包んでよっ
ぎゅってして?
おとめごっこ
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焦がれるような暁の世に
臥して待つは長夜の月
月夜は暁に憧れて
暁は月夜を見守って
交わることなく
巡る巡る
暁の夜と臥待の朝は
この世の中で見ることなく
暁と臥待の寄る辺は
遠く遠く悠久の果てに
暁の夜
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好きなものには好きって言って
嫌いなものにはお口をチャック
現実見てもすぐに目逸らして
あたしやっぱりダメな娘ね
げんなりしちゃってベットにうずめて
バカバカもうバカ私の大バカ
なんでもないバカ!
君はやっぱやっぱずるい人ね
私に優しく皆に優しく
それもきっとずっと無自覚で...バカ!
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最初はただの憧れだった
なんてことのない憧れだった
自分にないものを持っていた
貴方に憧れてよくみてた
見始めてから気付き初めた
好きになることのあれこれを
いつの間にか恋に落ちて
いつの間にか好きが重なって
いつの間にか大切になって
いつの日にかと誓うんだ...冴えない僕の恋模様
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「人と獣の相容れぬ運命、ずっとわかってた…わかってたことなのに…」
村の外れた場所に
佇む小さなお家
そこにいた獣の男
ふとした瞬間に
恋の実が落ちた
「夕暮れ時、私は夕食に使う木の実を取りに出ていた。
そこに現れた獣の男。
私は最初は嫌悪感を顕にしていたのだけれど
彼はその事を意に介さずに...夢を見るという事
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朝の忙しい時間に
颯爽と着替えて登場するの
黒いスーツを身にまとった
僕のヒーローの名前は「パパ」
毎日怪人(しごと)と戦う
そんなパパに憧れて
僕もそんな社会人(ヒーロー)になりたいって
そんなこと思うの普通でしょ?
でも みんなは僕を馬鹿にする
なんで 僕は思うこと言っただけなのに...僕のパパヒーロー
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心に降るは
土砂降りの大粒雨
このまま自分が
埋もれてしまえばいいのに
はじめは晴天だった
あなたがいれば花も咲き乱れた
出会う度に雲行きは
怪しく暗く
あぁなんでこんなに
醜く見える私の心の中...心に雪化粧
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轟け鼓動
貴方にハート
風が吹けば
俺の胸が鳴く
真夏のビーチに転がる恋の実
波風吹けば
香る君の誘惑の匂い
高まる鼓動
俺のビースト
夏風唄う...恋の風
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開ききったその花は
外気に触れて汚れてる
花が開くその前の
汚れぬつぼみを愛してる
無垢な瞳と
育たぬ未熟な肢体
彼女の笑顔に
いつまでも触れていたい
その体を汚さずに
お人形のように着飾りたい...お人形少女
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空に祈る小さな幸せ
流れる星が落ちゆく夜に
貴方の腕を体に這わせ
肢体を纏わせて眠りゆきたい
凍える季節に
家の中
暖かいスープを
作り待ちわびる
いつになれば帰るかな?
頬杖ついて待ちわび...貴方の腕に寄せられて
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おかしな話
お菓子な話
甘いお言葉
いただけません?
辛いお言葉は
いただきません
素敵な話
聞かせて欲しい
貴方の思い
極上のスイーツ...甘
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ふんわりはちみつマーマレード
レモンも添えて恋味
ふわふわもぐもぐ美味しいの
マーマレードレモンは初恋の
ちょっぴり切なさも覚える
恋のマーマレード...あまずっぱい
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思われるのは嬉しかれ
されど想い人には会えず
皆に好きよと言われるたびに
この心の温度は低く
どうして?
恋は実らないの?
辛いよ
この心を抱いていくのは……
この心を氷に沈め
棺と共に捨てさって...氷葬の棺、手向けに雪の華
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薄暗い森の中
古びた大きな館
オバケがでそうなくらい
蜘蛛の巣張った洋館
(コンコンッコンコンッ)
「誰かいませんか?」
(トントンットントンッ)
「誰も居ないのかな?」
コトンッと落ちる
何かが落ちる...ひび割れ人形恋の華
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まんまるい月が部屋を照らす
窓辺に座る綺麗な人形(ドール)
月夜に歌いあの人を待つ
「おんなじ月夜で待っているわ」
私はお人形
そこで待つしか出来ない
歌うお人形
歌を歌えば導(しるべ)になる
どうか愛しいあなたの帰りを
綺麗なまま迎えさせてください...月と人形
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降り注ぐ強い雨。
パステルカラーの傘を持った少女が、浮かない顔でパタパタ歩く。
お母さんとけんかしちゃったからお家に帰りたくないなー。
朝ごはんきらいなもの出すんだもん。
ぽたぽた雨は降り注ぐ。
傘の下でも土砂降りのよう。
そうだ、とおまわりして帰ろうっ
てくてくてくてく、大冒険。
知らない道をてく...ある日の町並み
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いつかいつの日か出会う君へ
贈る言葉を考えて
絶対ゼッタイ出会う君と
幸せになれる時間を
約束だよ世界一に
世界一幸せになろうよとか
君のことが大好きだよ
出会う日まで愛を蓄えたいな
最高に幸せな時間と
最大に嬉しいプレゼントを...いつか出会う君へのラブソング
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夢のような景色
昔の記憶
とめどなく流れる
嗚呼何処へと
流れナガレ記憶がながれ
流れナガレ命がながれ
流れナガレ心がながれ
流れナガレ血潮がながれ
甘い初恋の記憶流れ
苦い失恋の記憶流れ...走馬灯
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ゆめのようなけしき
むかしのきおく
とめどなくながれる
ああいずこへと
ながれながれきおくがながれ
ながれながれいのちがながれ
ながれながれこころがながれ
ながれながれちしおがながれ
あまいはつこいのきおくながれ
にがいしつれんのきおくながれ...そうまとう
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好きな人(きみ)が悲しそうな顔をしている
どうしたの?とか声をかけてみると
「彼女とちょっとね」と俯いて
また心が締め付けられるようだ
大好きな人(こいしてるおささなじみ)には
最愛の人(かのじょ)がいて幸せそう
幸せな笑顔が見れるよ
それだけで私は幸せ(※かな?)
願うことはただ一つ
大好きな人(...ずっとずっと
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きみがかなしそうなかおをしている
どうしたのとかこえをかけてみると
かのじょとちょっとねとうつむいて
またこころがしめつけられるようだ
こいしてるおさななじみには
かのじょがいてしあわせそう
しあわせなえがおがみれるよ
それだけでわたしはしあわせ
ねがうことはただひとつ
きみがしあわせであること...ずっとずっと