mak.kanz@waの投稿作品一覧
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胸が苦しいよ だから俺に頼らないで
ほんのちょっとだけ 息抜きさせてくれ
くたびれた身体 ひとり分のベッドに投げ出し
思い描くのは ささやかな自由への旅立ち
会社では部長が肩をたたく 「しっかりやれ」と
作り笑い浮かべて答える
なんて理想的なワーカホリック
TVの中からは 変わらないニュースが流...Don't Trust Me
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あの日僕の 耳に触れた 透明な響き
それは誰も まだ知らない 君の声だった
今や君は 誰もが知る 歌姫になって
僕らよりも はるか高い舞台(ばしょ)を歩んでる
君がそこにいること 見失いそうになる
けれども 僕らは知っている 君のその言霊(たましい)を
It's for me 抑えられない想いを
...Words And Hearts -君がうたう僕の詞-
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老人の願い乗せ 飛ぶ鳥を
少年の銃弾が 撃ち抜いて
青空 真っ赤な羽が隠した
父親は 片道の旅に出る
幼子は その帰り待っている
乾いた大地に 落ちた十字架(ロザリオ)
同じ理想(ゆめ)描きながら 人は
違う信仰(よりどころ)のため 互い傷つけ
明けない闇夜に 止まない雪が降り
あなたの骸(から...鐘
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寄り添うだけで 高鳴るこころ
この永遠(とき)が続けばいい そう願ってた
でも伝えたら 終わる気がして
壊れそうな想いに 胸の奥 鍵をかけた
いつもあなたを 早足で追いかけてた
でも長い影は 踏もうとするたび ふわり逃げて
背伸びして それでも届かなくて
スネながら見上げた あなたの顔
夕陽の...キスすればよかったな (Extended Edition)
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眠りを知らない スクランブル交差点
四方八方から 寄せては返す人の波
逆らうこともできなくて 押されては
よろけて見つめる 青い靴
すれ違う他人(ひと)の 痛みには気づかずに
ぶつかった肩の 痛みばかり気になって
押し殺しても 隠れない苛立ちを 叫んでみるけど
僕のこころは すき間だらけで
恵みの雨...Tokyo Tumbleweed
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町のはずれ 凪いだ海を見下ろす丘の上で
静かに佇んでいる 電話ボックス
風に吹かれ音を立てる 扉をそっと開けて
古びた受話器 耳に押し当ててみる
線のはずれた黒電話 つながるその先は
あの空か この海か いったいどこでしょう
ひゅるる ひゅるる ひゅるる
吹き抜ける風の音(ね)よ
どうかあのひ...(タイトル未定)
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It's a Rainy day
But it's just a brighter day than yesterday
静かに降り出す 雨粒の中
そ知らぬ表情(かお)で皆 そぞろ歩く午後の街
変わらず流れる 人波の中
立ち止まるわたしを 包み込む滴の糸
見慣れた景色が こんなにも綺麗と
初めて...雨の日には傘を忘れて
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よどんだ部屋の 片隅でひとり
殻にこもって 本を読みあさる
萎えてゆく足腰 動き止めた脳細胞(アタマ)
膨れあがって 狂い続けてく
つけっ放しのTVは News Show
冷めたコーヒー ホコリが浮いてる
現実(ホンモノ)の世界に 背中向けたままで
生きてけるなんて思うんじゃないよ
手も汚さない 血...Get Out!!
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今日も 歩道に花が
咲いては また流れてく
昨日より低い空
見上げて 立ち止まる
ぽつり ぽつり と
耳もとで踊る しずくは
すぐに ひとり ふたり と
足もとでそっと 手を振って消える
水たまりには 揺らめくわたしの姿
笑ってみたら 明日は晴れるかな...しずく
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頬杖で 見上げる遠くの空
雨雲が こころを覆い尽くす
教科書は ひとが生まれることの
理由(わけ)までは 教えてはくれない
誰かが逝ってしまうそのたび
眺めているだけの風景(せかい)が
終わる日のことを 思い描いては 震えてる
生きる行為(こと)に しがみつくだけで
何ひとつ 解らぬまま
目覚...I (Don't) Wanna Die
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誰かのためじゃなくてもいい
君だけの歌をください
誰かの汗を 嘲笑(わら)うだけのひとが
勝手なこと 言ってるけど
君には そんな言葉よりもずっと
きれいな歌が 聴こえているはずでしょう
Don't get down 八方美人で
その笑顔 すりへらさないで
Don't shut up 君の想いな...君だけの歌をください
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Feelin' you all night
Ah, Please show me your heart
Fall into this night (I go insane...)
Ah, I'll show you my hurt
「ほんとうの声を聴かせて──」
「カラダの奥で 震える声を」
耳もと...Edit Me
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のぼる月が照らす影に 導かれて歩いた
立ち止まれば 聴こえるのは 咽ぶような波音
喪失感(かなしみ)は あらわれることもないまま募って
時間(とき)は流れ流れ 誰もが皆
忘れてゆく 何もかもを
遠い空の下を濡らす雨も
目を閉じれば止んでしまう まだ降ってるのに
きみがいないこの世界に 慣れて...Another Dimension -どこにいても-
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僕は 彼の真実(こと)など知りはしない
僕は 彼のように生きてみたい
手のひらで転がせる そんな世界眺めては
社会(オトナ)の汚さを すべて解ったつもりでいた
毎日の通学路 はみ出せもしないくせに
自由な生き方を 探し出せる気がしていた
ぬるくなったコーラで ポテトを流し込んでは
むせる僕の背中...Lost Teenage Appearance -僕は十代の代弁者なんて知らない-
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スイートルーム 灯り消せば
左目の片隅 観覧車がまわる
汗をかいたグラスにそっと
伸ばす指の付け根 密かに揺れる紅(あか)
手首つかみ もの言わぬまま
私を組み伏せて 見下ろした瞳に
浮かんだその ジェラシーの粒
この紅玉(ほし)で吸い取り 抱きしめましょう
その眼が映し出す色は
流れる血のように光...Bloody Starry Crimson
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ずっと望んでたはずの 果実を目の前にして
高鳴りより 戸惑いを止められないのは なぜ
こうなるのは最初から 決まっていたのよ きっと
もうそろそろ ネクタイをほどいてみせてよ ほら
I wanna kiss you, babe 吐息の糸からめても
抱きしめたなら すべて読まれてしまうのかな
D...Only by a Kiss?
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扉の向こう側の 煽情的芸術(センセーショナル・アート)
見なければいい ただそれだけなのに
自分がイヤなものは 誰もがイヤなはずと
決めつけては その存在(すがた)を消したがる
ねえ 想像してごらんよ
ひとの心まで 均質化された時代
So ゾッとする そんな清潔(キレイ)な世界は
いったい誰のためな...A Sterile World
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渋滞につかまって 閉じ込められている交差点
指先でハンドルを いくら叩いたって進まない
いつまでも変わらない信号の向こうに 見慣れた彼女の姿
隣にいるのは僕じゃないよね とびきりの笑顔はどうしてなの
あるのかもわからない才能を 見せつけようとして
今日もまた空回り 拭かれた尻を蹴り上げられる
ヘタを...For Myself
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冷たくざわめく街角で モノクロの太陽を見上げてる
泣くのも忘れたきょうの君は 今どこへ向かおうとしているの
ひとりきりでも 求める場所 見失わずにいて
誰かの轍 なぞるだけじゃ きっとたどり着けないから
To be Yourself 涙浮かべた瞳 閉じたりせずに
君が君のままであるため できるこ...Be Yourself
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知らないくせに知ってるふりで 偉そうに見せかけて
世の中はそんなもの 今日も誰かが言うけれど
ムダに時間を重ねた先に あるのが諦めなら
いらないよそんなもの きみはきっとそう言うのだろう
信じる者は騙される そんな子供だましに
だまされるオトナにだけは どうかならないでほしい
したたかでしなやかな...Breeze Blows -風よ世界を渡れ-
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いくつの夜を 越えてもまだ
変わらない日々を 今日もうたう
振りまく笑顔の裏側に
ため息隠して そっとドアを閉める
港から街へ続く坂道は 樹々の色に似た石畳
足もとで眠る 枯れ葉眺めては
今ここにいない あなた想いながら 目を閉じる
あしたになれば また同じ
ひとりきりで目覚める 朝が来る
あ...Folhas Secas
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壊れそうなほど 近くにあったもの
気づくこともないまま ひとりきりになって
何も口に出さなくても きっと伝わるはずと
思い込んだ代償を 今も抱え歩いてる
近すぎて それぞれに見失ったもの
十年経っても つかめないままで
この瞳閉じたなら 見つかるだろうか
互い描いた未来(あした)が
触れるこ...千年愛
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そぼ降る雨の街角に 三々五々の人の群れ
今週もまた 歩道を埋めてゆく
「いのちを守れ」口々に 叫ぶヤツらのその目には
今そこにある 生命(いのち)の危機は映らない
所詮キミらが 守りたいのは
土壌次第で色を変えてく ちっちゃな自尊心でしょ
Bye-bye, baby 移り気レボリューション
吹く...移り気レボリューション
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夜と朝のすき間を ためらわずまっすぐに
白い羽を広げて ミネルバの使いは飛ぶよ
Complication 世の中ってもっと シンプルと思ってた
だけど何かを知ろうとするたび 余計なものが増えてゆく
Frustration 片付けてばかりで 何も進まないまま
視界の隅に積もった埃で 未来(あす)は...Minerva's Owl (ver.2012)
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欠けた夜空の隅から 静かに
月がのぼるよ 半分だけの月が
ひとりぼっちの あなたとわたしが
見上げているのが 同じ光ならいいな
今すぐに あの淡い輝きに揺られて
あなたの空へと 飛んでゆきたいの
真夜中すぎの空 いちばん高くから
あなたをそっと 包み込みたいの
赤から黄色 そして銀色
下弦の月は...弦月
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ひらり ひらり 羽は揺れる 誰かの想いのせ
きみと僕の左胸を 静かに彩って
何も変わらないように 呼吸するこの町にも
今夜も膝をかかえて 眠ってるひとがいるよ
ひとり震える 細い肩が見えるなら
そっと包んで あたためてあげましょう
そより そより 風に揺れる 誰かの優しさは
巡りめぐり また...ひらり ひらり
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北極星の場所さえも確かめず
コンパスひとつも持たずに漕ぎ出して
嵐の中に放り出されたように
冷たい世界(うみ)で 揺られてる
ひとりじゃ 波に乗れさえもしないのに
できないことなんてないと うそぶいて
身の丈以上の結果に怯えては
いつでも 逃げ道を探すの
右肩に しがみつく手を振り払い
必死に 自分...Carneades
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知らない街の隅で ふと見上げた青い空
もし雲に乗れたなら あの町へ帰れるかな
ああ 遠く離れて 時間が過ぎるほど
想いは募ってく 優しかったわたしの町
背伸びをしながら 眺めていたのは
木漏れ陽をまとい 静かに咲いてた
あの桜並木
当たり前すぎて 気がつかずにいた
そんなありふれた 日々が...夜ノ森
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何もかも消え失せた町と 空っぽのわたしに雪が降る
あの日を忘れたかのように 凪いだままの海
堆く積もった絶望 その中に希望を探すのは
ひとりじゃできないから 手を貸してほしいだけ
なのに 見えない何かを 疑い恐れて
すべてを 拒絶するのはなぜなの
瓦礫の中に消えた 想いをつないで
もう一度 未来...瓦礫の海
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僕らを濡らす 雨粒は
心もようの 幻燈(スライド)
ひとつひとつが 映し出す
叫び 争い 怒りを
何も語らず 降る雨は
見上げた空の底から
閉じた瞳の 裏側を満たすよ
人はなぜに 繰り返す
解りあえず すれ違い
現在(いま)を 生きている...雨粒