ズサ
ピアプロID: azunakamura
うっかり絵とか描いている人です。
KAITOとミクのほのぼの兄妹が好きです。
でもボーカロイド全員集合がもっと好きです。
気に入った曲にはうっかりイメージイラストとか勝手にストーリーつける習性がある……かも。
1月現在。待望の03登場に浮かれすぎて、すっかり巡音祭り状態です(笑)
ミクとのユニットコンビに期待大……!!!!
※毎度コメント&使用報告ありがとうございます!(感涙)
此方にうpされた絵は動画の肥しとしてイチ素材にして頂ければ本望ですv
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最近の投稿作品 (30)
- どうしよう……。
- 初音さんと巡音さん
- ファミリー集合!
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残された者(5)【悪ノ二次】
ザン……と波の音が響く。
街から見て西南の外れに位置するこの港……いや、港だった場所と言うべきか。この場所には寂しいだけの海と、既に人の気配も感じられない廃れた町跡しか無かった。
ここは昔、漁業を生業とする人々が集まった小さな港町があったと聞いた事がある。しかし、さらに南の方角へ下った先に帝国と結ぶ大きな港町が出来てからは、人々はそちらへ流れ、町は廃墟となった。
さして珍しい事でもないし、随分と昔の話だ。
このような辺鄙な場所へ好んで来るのは後ろめたい事情がある放蕩者か、余程の物好きだろう……。
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残された者(4)【悪ノ二次】
もう随分と歩いたのだろうか。
もと居た場所の跡形はすでに無く、日は殆ど西の山間に隠れ、東からは夜の闇が迫っていた。
辺りを見渡しても、この先にも後にも鬱蒼と茂る木々しかない。
私は周囲を見渡してから手頃よい巨木を見つけると、そこに向かって馬を引いた。
「さて、今日はここで野宿になるけど……ご要望はありますか? お姫様」
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残された者(3)【悪ノ二次】
彼女は、……ミクは私にとって世界で誰よりも大切な少女だった。
それはとても遠い過去、まだ私も少女と呼べる程の年齢だった頃に……私は幼かった彼女に拾われたようなものだった。
……いや。その当時の事を語る必要は、今は無いだろう。
ミクという少女を、一言で語るなら……そう。彼女は、あんたとは丸っきり「正反対」の存在だったという、事だ。
私は道中、己の主人――緑の国の娘についてリンに語って聞かせた。
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残された者(2)【悪ノ二次】
翌日の昼過ぎ。宿から出た私は、すぐさま処刑会場となる広場へと向かった。
広場は既に大勢の人数が集まっており、街の人々は皆、皇女の悪行や非情ぶりやどんな酷い仕打ちを受けていたかを口々に物語っていた。
そのどこか興奮した面持ちに半ば狂気じみた空気が混じっている。どんな人物であれ、目の前で人が殺されるという事実が人々を煽り立てているようでもある。
そんな広場の隅に、私は見覚えのある影を見つけた。古びた灰色のマントは、昨日まで私が着用していた私物だから間違いはない。……昨夜の子供だ。
相変わらず、子供は恐怖に追われたような表情で、人と人の影の間を隠れるように、うろついていた。
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残された者【悪ノ二次】
黄色の国の王政が崩壊した。
今、街の人々はその話題で持ちきりだ。
黄色の国は、他国の国民である私達から見ても酷い有様だった。
絶対王政。極悪非道。民の貧窮など嘲笑うように見下して、王族貴族達は贅沢三昧を繰り返していたという。
そしてなにより……その頂点に君臨していたのは、まだ齢14の少女だったという。
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