ボーカロイドという存在の特性とそのキャラクター性を活かした小説を模索中。 外部サイトにて、「鶯」名義で小説を書いています。 http://id37.fm-p.jp/229/cettia/
プロフィールを見る投稿作品7作品
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雨上がり 傘閉じながらわらった
さりげなく縮んだ距離 しらんぷり
隣歩く君がただ優しすぎて
簡単なこと でもそれさえも口にできずうつむく
好きとか嫌いとか愛してるだとか そんなのはいらなくて
いつでもひとりになりたくなくて
ねえ ホントはだれだってよかった 思い出がほしかっただけなの
言わせてくれな...タイトル未定・仮歌詞(1番のみ)
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『今度の土曜日、少し買い物に付き合って欲しいのですが。もし空いていたら連絡ください。』
珍しく、彼のほうからそんなメールが届いた。ミクは思わず口元を緩め、慌てて掌で覆った。隣の席に座っていたクラスメートに不思議な顔をされながら、返信を打つ。
『土曜日なら一日空いてるから、遠出しても大丈夫だよ。』
...お買い物。
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薄暗い廊下に、小さく足音が反響する。もう長いこと手入れもされていない絨毯が、その音を中途半端に吸い取った。
辺りを見回しながらゆっくりと足を運んでいた彼女は、ふと足を止めて壁に近づいた。日に焼け、黒ずんだ壁に、うっすらと亀裂のようなものがはしっていた。
小さくため息をついて、壁の汚れを手にして...籠の音色
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白く彩られ 君といっしょに歩いた
黒いアスファルト かすんだ面影
優しく微笑んだ君に笑い返し かじかむ手を重ねていた
ここにいて そばにいてくれるそれだけ
いつまでも 続くと思っていた
風に舞う白い 花弁にさえ強く
呼び覚まされる日々 君と見てた冬
遠くへ行ってしまうと知っていたなら あのとき何を言...colorless road
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この広い場所に 僕はひとりで
眺めてた 曇り空
ひとり立ち尽くす らせん階段
どこまでも 続くようで
冷たく光る灰色に
そっと指を重ねて空に歌おう
この未来に僕は生きて ここで歌い続けるよ
君とともにいた日々が ここにつながってるから
君が選びそしてつかんだ この未来は正しいの?
なんて僕にはわ...荒野の都市
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夜の闇に、風花が舞う。
ひらりひらりと舞い踊るそれは、仄かな橙色の灯に触れられてふわりと融けた。
かじかむ指先に、風花と同じ色をした息を吐きかけて、彼女はひとり空を仰ぎ見た。僅かに傾げられた首を、肩の辺りで切りそろえられた髪がさらりと撫でる。簪のしゃらりと鳴る音が、微かに響いた。
「……姉さま...風花舞う夜
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いつもどおり鳴ったアラームは、いつもより30分遅い6時30分ジャスト。その上に表示された日付に、レンはもうそろそろか、とぼんやりと考えた。
果たして、それはやってきた。
午前9時。机の上でマナーモードにしておいた携帯が震え出す。かけてきた相手の名前を見て、やっぱり、と密かに思うと、シャーペンを...夏の課題とSOS