司馬遊馬(沈黙のパレード)の投稿作品一覧
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おざなり計画
傘の先に見える横断歩道
渡る先にある景色とは何だろう
靴に水が滲みるみたいに
爪先が冷めるみたいに
少しずつ足取りが重くなる
15分後に始まる面接
間に合うか瀬戸際でのランデブー
行きたくもない場所へ足運ぶ
「生きたくもないな」と口から出る...おざなり計画/Lyrics
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嗤う感情論
なぁ 腹で睨んで面笑って事実関係優先
這いよる道徳性 押さえつけて守る立場の半径
刻み込まれ培った抗えぬドグマ
「醜いか?」
あんたにはわかんねぇさ
人世を渡る術など
病気みたいだな
お前も世の中の大人(クズ)どもも
ぼっちにはなるまいと引き攣る笑み...嗤う感情論 / 歌詞
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eile/歌詞
君が手を離すもんだから僕は歩き方を忘れたの
君が先に往くもんだから僕は開く距離に溜息を吐いた
離さない手
花が咲いて
僕をもう一人にはしないで
無い手
泣いて
凪いだ
手のひらの冷たさが『エイル』きみだった...eile / 歌詞
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ノクターン / 歌詞
壁に残る傷跡だって
布団に残った匂いだって
まだ僕を縛っては離さないな
アルバムに残る写真だって
消して仕舞えば楽なんだって
未練を抱えた夏の物語
浴衣で手を繋いだ君が愛おしくって
ただ一緒に居られればってそう思ったいた
愛が何だとかって分かるわけではないが...ノクターン / 歌詞
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escape / 歌詞
気付かれもしないまま通り過ぎていった
生温い風と僕の心臓だけがただ
世界の音だった
僕のすべてだった
『弱いな』と呟いて息が詰まりそうな夜だ
『逃げるな』が正解なら救いがないんだバイバイ
『立ち向かえ』が実際なら人生からは脱退
『生きろ』に抗えないなら複製のように存命
“嫌だ...escape / 歌詞
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『ラポール』
あの日、たったひとつの罪を犯した。
罪状は「孤独」だった。
宣告をされた。
「愛を着るまで帰るな」と。
僕は眼を開いた。
鮮やかな景色だった。
目の前にはあなたの顔があった。
たちまち成長(おおきく)なった。
言葉も次第に覚えて歯向った。...ラポール / 歌詞
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ドルチェ
夜の群れを掻き分けて頬を濡らしたって、
叶うはずもない独り言。
消えたい消えたい消えたい。
甘えきって腐ったって、
誰も気付かない。
なんてさ甘い人生だ。
歪み続けた街にさよなら。
嘆いては傷ばかりを残す。
今日を書きおいてはは月見草。...DOLCE / 歌詞
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タイトル:脆い春、舞う。
クレジット→作詞/作曲:立花 夕
美術 :梔子ぱら
調声 :そーた
Mix :のいず
四月の薫りに 君の面影を霞めた
見送る背中は遠に薄まって
変わらない風景を望んでた
Good,night
夢を見ていた...脆い春、舞う。 / 歌詞
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思えば、もうあなたの顔を覚えていないや。
震えた、指先で何に手を染めようか。
薄れた、憧憬を掻き集めてはいるが。
重ねた、慟哭でもう前が見えないや。嫌。
少年だったあの頃、きっとなれると思った
思い描いていた大人にはもうなれない僕だった。
「あぁ、もういっか。」
このまま身を投げて仕舞えば楽か。
焚...憧憬 / 歌詞
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マーメイドは涙に沈む
声も涙も失って残ったものは 醜く笑う私の顔でした
私の声を奪ってよ 水面を越える
資格なんていらないはずなのに
化け物になりたかったの あまりに綺麗で
満ちるように憧れてしまったの
「ねぇ世界さん」あなたの好物は
「叫び」なんでしょう? 知っているのよ
料理番に興味はない...マーメイドは涙に沈む
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祈る手に花束を
music:立花 夕(こんな世界、消えてなくなればいいのに。)
あぁ、まぁいいか。
忘れたっていいよな。
だって、だって、だってって籠った。
あぁ、もういいか。
休んだっていいよな。
だって、だって、だって辛いんだ。
風が冷たくなったな。
おでんなんかいいよな。...祈る手に花束を
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最後の欠片に意味はあるのか
Music:こんな世界、消えてなくなればいいのに。
いつも胸に穴が空いたようで 人々はそれを「空虚」と名付けた
生まれてこのかた不自由知らずと 勝ち誇ったように振舞って
満たされず心(ぼく)を葬り去った
棚から落ちてきたのは恵まれた環境
君には羨ましい温床
僕には暗すぎて...最後の欠片に意味はあるのか