月子の投稿作品一覧
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やがて笑い話に至る悲しい病
029
放り捨ててしまえば なかったモノも同然
どーせ誰も悪くは ないと言うの セオリー
そんなはずはないでしょ 彼に抱いた衝動
甘過ぎる罪ほど 繰り返すのが癖
049
五月雨(さみだれ)は (Hi) tricky(トリッキー) 続く雨に打たれ
気がつけば (Hi) ...やがて笑い話に至る悲しい病
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暁闇の岸辺
000
夢に 誘(いざな)われ
踏み出したのは夜明けの海
ご覧 東の空に
明け星がまだ瞬(またた)いてる
021
素足 くすぐる 砂の流れを感じてる
波は 沖へと やがて還ろうとしている
舟を連れ…...暁闇の岸辺
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ぶらぶら
008
降り積む桜に 棹差す野暮天
疾風(かぜ)吹く合間に唇尖らせ
024
主と添えねばこの身がすたる
賭けて墜す
つれなくも 敢え無くも
040
頓珍漢 でも可愛(かわ)いとこがイイ...ぶらぶら
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Tight rope
003
rope(ロープ)…目が眩(くら)む…揺れてる綱の上
Walking on.(歩いている) 甘い夢を見て
そして Rogue Nation(ログ・ネーション=悪党国家)
二人だけの国へ今
Moveing on.(移る) 貴方だけのもの
誓う言の葉は 水面(みなも)流れ...Tight rope
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答 辞
052Aメロ
「また明日(あした)」 ここで交わした挨拶
もう二度と 君と交わせないけれど
最後の挨拶を君に贈ろう
今日という 素晴らしい日に旅立つ 僕らは
120Bメロ
真面目な顔で並ぶ先生
怒られて 助けられて
歩いた道が「道程(どうてい)」だよと...答 辞
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巷説 高嶺の花子さん
010
a sore
高嶺の花は所詮とどかぬものと
なのに隣にいれば怖くなるね
後ろ振り向く度に 姿 探してしまう
とても静かに歩く貴女だから
026
ダチの高嶺の彼女
ヤツには過ぎたるオンナと...巷説 高嶺の花子さん
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幻想心中
015
夢見る頃など とぉに過ぎたよ
破れた隙間に うかうか浸(ひた)って
馴染んだお店の 壁にもたれて
虐げられている お姫様には
032
約束されてる 結末のルール
いつかの場面で どんでん返しが、など
手前勝手なこと 醒めるまでのこと...幻想心中
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モノクロぉム
033
溺れそう 息を呑むスイマー 路上に立つ
やがて足首も そして膝の上まで
溺れそう 泳ぎ忘れた魚みたい
鈍(にび)色 モノクロぉムに
054
たゆたう波面(なみおもて) 掻き分けるよぉに
シグナル混ぜてゆく ゼブラの天辺(てっぺん)で
もおじき呑まれてく沈む世界に...モノクロぉム
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左手から
027
左手をただ広げてさ 運の悪さを嘆いて
グーチョキパーの選択肢 天に任せてエスケープ
041
手持ち無沙汰な右手から ちょいとおいでのお招き
暇潰しでもいいからさ 合わせてみてよ クラップ(Clap)
055
拍子抜けした手拍子 やる気なさげに流れ出す
そのくせにひょいと顔出す生...左手から
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痴れ者共よ
040
酒を酌(く)めよ 売女にロクデナシ
我ら皆がロキとは身内だろ
嘘に欺瞞 それらを糧にする
そんな血のもとに
052
浮かれ騒ぎ 踵は宙を舞う
喧嘩沙汰も余興と捨て置いて...痴れ者共よ
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水撒く人
053
真っ白なシャツの袖めくれば
陽に焼けた肩先
びしょ濡れになるのにね
131
背の高い向日葵
よく似た後ろ姿だよね
笑いこらえているよ
205...水撒く人
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雨粒ドロップ
らんらん 雨粒ドロップ 跳ねて
らんらん 雨粒ドロップ 舐めたら
水色の味がした
らんらん 雨粒ドロップ 跳ねて
らんらん 雨粒ドロップ 噛じれば
甘酸っぱい味がする
ぽつぽつ 傘打つ音に
耳をすませたなら
ドロップひとつ ...雨粒ドロップ
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なしの童話
A
重い表紙の古びた童話に
描かれるのはいつも
幸せ薄い正直者達
いつも誰かが救いに来る
B
まだ幕は降りない
まだ誰も訪ねてはこないの
S...なしの童話
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夏の椿
A1
朝(あした)ひらいては
風に揺れ 胸騒ぎ
噎(む)せ返る世情に酔い
夕べ 立ち尽くした
B1
上手(うま)くはゆかぬ事
どこにでもあるね
枝越しの青い空...夏の椿
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アマルガム
036
降りしきる雨に酔って千鳥足で
踏み込んだ泥の中 泥濘(ぬかるみ)で
足を掴むのは何者だ
にび色に光る液体の海
110
ひとつの純粋さが毒を吐き出して
ふたつの均衡ごと夜に溶け出してる
胸打つ鼓動の音 深く沈め込み...アマルガム
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自己幻視 Doppelgänger
A
この街はまた夜を
引きずり出し気怠いまま踊るけど
その角のカーブミラー
横切るのはどこかで見た顔だったね
B
仮面(マスク)の上に
笑顔を描いて安堵してる
誰もが同じ...自己幻視 Doppelgänger
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海月姫
023
深みに沈み込んだままの海月は
何を夢観ているのだろ
例えば海の娘が船に乗る王子(おとこ)に
恋をしたけど叶わず…
111
あぁ
声を失くした娘が身を投げたと聞く...海月姫
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メサニフタの泉
宵闇は深まりて…
月がその身を映して歌ったら
黒き影の群れが目醒めるよ
古(いにしえ)の歌に耳を傾けながら
巡る悠久(とき)越えて
絶えぬ泉の水音(みなおと)よ
ララバイヤ
密やかなる宴へと集え...メサニフタの泉
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相応ゲィム
イントロ
あ、嫌だな また間違え涙目だ
Aメロ
音立て転げ落ち戻せない苦いコォヒィ
手にして途方に暮れ佇む自販機前
Bメロ
押したのはつまらない言葉なのに分岐点だと
物語 ありえない展開ルート
サビ...相応ゲィム
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たんぽぽ育ち
020
強い風の中 目蓋閉じて立つのは
陽だまりの温もりの中
青い空へ飛んでゆこう
040
誰知らぬ大地で 一粒の種となり
芽を出して 根を張り伸ばし
青い空をまた待ち望む
101...たんぽぽ育ち
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真昼の世の夢
000
真昼の夢から目覚めて醒めず…
手痛い希(のぞ)みは死ぬまで果てぬ…
017
冷たい雫に眼蓋(まぶた)を濡らす
震える吐息を呑み込むために
031
現(うつつ)の夢ほど悪夢はないね
焦(こ)がれて焦(じ)れても逃(のが)れも出来ず...真昼の世の夢
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歪な林檎
サビ
ねぇ 転がるのって意外と痛いのよ
窓の外に向かってそっと呟く君がいた
ねー 転がるのって意外と痛いよね
僕は背中合わせの君へと笑って応えた
Aメロ
うつむく僕らはお互いの泣き顔を見ないふり
温もりだけなら分けあえる 背中越しにね
Bメロ...歪な林檎
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El Dorado
(※数字はTIMEです)
031
切れかけてる街灯りが 陰刻み 隠すホリゾントな世界から
また半歩だけ ゆら 揺らされ 描き出される理想郷
そろりと伸ばした指先へと なだれ落ちてくる 無為な音符は雨
100
黄金(こがね)のマス...El Dorado
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見知らぬ故郷へ
006
目を閉じ馳せるは あの
いづれの日にか還る場所へと ←変更
023
散りぬるを
眺めしは
何処(いずこ)の空の下(もと) ←変更
040
清い水の 流れに指で...見知らぬ故郷へ
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confetti
011
見飽きた文字は「sensation(センセーション)」
欠伸を噛み殺して
千切れよ 吹雪を模して
news paper(ニュースペーパー) を
(間奏)
048
広げた言葉の綾は
千々に乱れて切れる...confetti
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陽炎都市
016
踵を鳴らす度に 下ってく市街路に
草臥れ欠伸をする 猫はつがいの様
迷路に誘っている 手馴れた手風琴
物憂く気怠い音 どこか懐かしい
037
振り向く分岐路へと 流れる人の波
呼び交う物売り達 飲めるもの、あるかい?
おそらくこの身からも 立ち昇る陽炎...陽炎都市
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路上演技者
<1A> 028
雨 黒く濡らしている
アスファルトの白い線の上
交差するヘッ(ド)ライト
ユラ…揺らしてるカタストロ
<1A’> 055
信じられたはずだったのに
この白い線一つをたどり
何処かへと行き着けると...路上演技者
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Battle Starter
~ バトルスターター ~
014
引き金にと かけた指の先
ひき攣りそうで 割とごめんね
もし弾けて 穴あいたなら
ソレはソレとゆーこと
028
とっくの昔尽きたアイソに
縋るな 糞虫野郎...Battle Starter ~ バトルスターター ~
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夜会
026
さぁ 月も沈降(おち)て
今宵集いし老若男女達
棄神(かみ)の真庭に膝をつき
嘆きを吐き出すなら
私の歌は 声の供物
耳を傾けなさい
104
常世(とこよ)は夢の実...夜会
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寒梅香
C2 004
冬の終わりに咲く華の
匂いほのかな夜
A 018
ひと夜 火と燃え盛り
恋の終わりなど見もやらず
ふた夜 ふと振り返る
移り香の在り処を
B 045...寒梅香
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Say!
A000
ココに棲みついてるのは非言語コミュニケーション
合図、どんなに投げても キミには意味不明で
B021
ほらね、また自家性中毒の海 波高し
少しだけ…僕は途方に暮れて黙り込むばかり
S041
つまらない話だと自重してみて
いつの日にか超ユカイなこと話せたらいい ...Say!
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赤い紐かけて
(Aメロ)027
ソロソロ 忍び足で 黒い影が走る
見つかるとヤバイよと 息をころしながら
(Bメロ)040
クリスマスのポルカ 抜き足差し足
大きすぎる袋 誰のためのもの
置いてくだけなら 善意の人だけど
お土産欲しがって困るな黒衣の サ ン タ
(Cサビ)056...赤い紐かけて
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The Rhythm to Realize
A1:045
胸の奥から 音が満ちてく
149
眠った感情が 目覚め身じろぐ
不安脱ぎ捨て 深く深呼吸
S1:232
もう歩き出す頃でしょ?
うつむいているのも...The Rhythm to Realize
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東風 TON-POO
040
あたしを探してるの?
異国の駅に立つ
奇妙なお客だよと 誰もが口にする
055
ガラス越しに 手を振れば
「祝你一路顺风(良い旅を)」と応えて
火車の鼓動 繰り返してる まだ行けるはずだと
熔け落ちて沈む太陽が 染める地平線...東風 TON-POO
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月明かり抄
サビ1 000
てのひらに明かりを点し
尋ね歩く 君は何処(いずこ)と
いつの日か巡り会えたら…
そんな願望(ゆめ)を 孤空(そら)に呟く
A 050
背(せ)な合わせに伝わす熱が
気持ちいいねと甘えてた
目を見交わすこともせず ...月明かり抄