タグ:改変自由
2,397件
濃密な静寂を共有したい。
あなたとなら
後退する勇気を持っていないだけ。
深い呼吸をこわがっているの。
あなたはまだ
ほの暗い其処に飛びこむのがこわいの。
近くある春の香りに、
軽い目眩をおぼえて。
清廉な約束を交わしたい。
あなたとなら...avancer
香雲
ねむーん ぬむりか
春のうららか
ねむーん ぬむりか
夏のよいやみ
ぼくをおこして
君のメロディで
ねむーん ぬむりか
秋のたそがれ
ねむーん ぬむりか
冬のひだまり...ぬむりか
香雲
雨は淑やかだ
空から真っ直ぐに落ちてきて
木に触れ
人に触れ
地面に触れる
触れてはじめて
静かに音を立てる
己の存在を
ひっそりと囁くように
風は麗らかだ...存在
香雲
サヨナラ
遠く旅立つあなたに
サヨナラ
またいつかどこかで
別れの季節に
梅の香りがないた
とまどいながら
明日を振り返った
昨日と同じ景色
昨日と同じ時間...サヨナラ
香雲
平穏な日常
つまらない生活
一歩踏み出したくて
でも、動くことができない
言葉なんていらないわ
隣にいるだけで
安らぐことができるの
退屈な感情
意図しない反応
一つ壊して欲しくて...一歩、脱出
香雲
【A】
とろける程に甘い
言葉で酔わせて
真実(ほんと)かどうかなんて
興味無いから
吐露した穢れさえも
ことごとく失せる
貴方の魔法からは
誰も逃げられないから
【B】...MASK
もなかしこ
子どもの泣き声と雑踏の中
インターホンの音が響いて
留守電のメロディがなった
君はひとり空を見上げて
にっこりと微笑んだ
見渡す限り灰色の世界で
緑色のコートを翻して
ぼくの傷口に君が触れたとき
ぼくの心は悲鳴をあげた
雨の中を走る車...きずぐち
香雲
とても近く すこし遠い
ずっと先に もっと奥に
近づいてきて 邪険にしてよ
遠ざけていて 甘くゆらして
きみとわたしとの 秘密もあやまち
わたしに教えて きみだけの秘密
わたしの足元に きみからの追跡
遠くにいるはずで すぐそこにせまるの ...erosion
香雲
旅に出たいと思った
ひとりでもかまわない
旅に出た先で
君と恋に堕ちたい
君の向こう側に
わたしの旅立ちがある
まだ見ぬ世界の中で
君とたゆたう空気が積もる
向こう側へ
帰りたいと思った...むこうがわ
香雲
走り抜けた毎日と
まぶしい季節に
サヨナラをして
先の見えない明日と
不安定な日々に
アイサツをして
きみはここから離れていくけど
ぼくはここから離れはしないよRe;
香雲
君との距離と
もどかしい気もち
君の心臓をねらって
照準を絞った
君への距離と
ささやかな気もち
見てないふりをして
ねらいをつけて
そっと耳元に近寄って
ふっと軽やかに囁いて...ばきゅん
香雲
あなたの空は
晴れていますか?
わたしの空は
くもっています。
あなたの頬は
渇いていますか?
わたしの頬は
濡れているのです。
瞳を映した空の色
空を映した瞳の色...こちらは、晴天
香雲
冷たい指先を
冬の柔らかいまどろみに浸した
君の声はかすれて
ぼくの声が響いた
君は日常の焦燥感を
ぼくの声にぶつけた
灼熱の指先を
夏の激情に揺らした
やっと届いた声は
響かずに消えていった...ぼくの声と、君の指先
香雲
あの人は わたしのことを 見ていない
その目は こっちを見ているのに
心はどこか はるか遠くに
あの人は わたしのからだに ふれていない
その手は 肌にふれているのに
ほんとの指は どこか遠くに
うちあけたいのに
うちとけたいのに
言葉にするのは
ゆるされないの...あの人
香雲
君が好きというほど
現実が透明になってゆく
遠い月や星にも
手が届きそうで
君が嫌いというほど
現実は鮮明になってゆく
信号機の明滅が
目を焦がしそうで
好き、嫌い、
きっと、すきらい...君の声に、浸される
香雲
スクリーンの中へ
君はずっと ぼくはそっと
画面のあっちと
画面のこっちと
見つめあえる距離
触れあえない距離
スクリーンの中へ
君はすっと ぼくはもっと
いつかの街も
夢の中の天空も...スクリーン・シンドローム
香雲
午後の風に吹かれて
マラルメ、あなたは何思う
宇宙の神秘 追憶の欠片
いつもそこにはない想い
さしずめ、この生活に
意味が見出せないのか
遠く離れてしまうのか
十六夜の香りに誘われて
マラルメ、あなたは何思う
官能の今宵 唯一の美徳...マラルメ、十六夜
香雲
さよなら
その響きだけで
ぼくは きっと強くなる
ありがと
その言葉だけで
ぼくは ちょっと弱くなる
雨のあと 君の雰囲気を吸いとって
雪のあと ぼくの心を切りとって
君はいつもひとりきり
ぼくの心は迷い道...いつか、向こうで
香雲
A はらはらと舞う粉雪 皆で何度も見てきた
今年で最後だって それだけが違ってた
B 少しでも長く一緒にいたいから
理由も無く集まって ただ笑いあって
そんな時間が続けば良いのに、、
サビ あとどれくらい残されているんだろう
粉雪が桜に変わる その時まで...未定
yayu19
しのびよる 夜の気配
せまりくる 闇の気配
正しいのは どっち?
かぎりある 夜の姿
はてしない 闇の姿
許されるのは どっち?
ひたひたと つつみこむ
冷たいぬくもり 激しい冷静
夜に潜む あなたの闇は
いつでも隣に...あなたのとなり
香雲
永遠の片隅に
一瞬が棲んでいるの
輝きの向こう岸に
黒い雨が降っている
喜びの繋ぎ目に
哀しみが滲み出すの
祝祭を見つめる目に
羨望が隠れている
宝物を探していることに
宝物はないことに...旅人の詩
吹憐
まだまだ 響くはずよ
音楽をやめないで
夜空を 霞めるほど
わたしハイキノメリア
そんな目をして
何を思っているの
足を投げ出して
歌うわたしが不思議なの
罅われた壁
朽ちかけのエレクトロ...ハイキノメリア
吹憐
赤い空を見上げて
ふゆがつぶやく。
「もう少し早く、来ていれば良かったね。」
その隣でゆきがささやく。
「もう少し遅いほうが
良いくらいだよ。」
ふたりは顔を見合わせて
くすり。
ほほえみあう。
夕映えが残っていく。...となり
香雲
なめらか あでやか
つややか ひややか
あさはか さわやか
おだやか たおやか
うららか すみやか
やすらか のどやか
しとやか きよらか
ひめやかに 恋
しーっ...恋
香雲
雪の中に 孤独がひとり
香りの中に 孤独がひとり
記憶の中に 孤独がひとり
音楽の中に 孤独がひとり
雨の外に 孤独がふたり
呼吸の外に 孤独がふたり
思い出の外に 孤独がふたり
私の外に 孤独がふたり
ひとり ふたり ひたり ゆらり
心は揺れて ひとりになる...ひとり
香雲
ひとつ季節が巡り冬がまた来る
冷たい風がふたり惑わす
ずっとそばにいるからなんて夏の嘘
信じてて秋の雨眺めた窓辺
降り積む白い欠片に遠い春想いながら
凍えそうな夜はそっと寄り添って
ひらひら 風花
悲しい時ほど笑顔見せて
ひとひら 舞い散る
ぬくもりをくれたね 君は陽だまり...ひとひら風花
ことは
城壁の奥の渇れた街
灰色の砂埃舞う
錆びた竜哭く門くぐり
城へと足を踏み入れた
回廊を埋める陽の光
揺るがすものは何もなく
兵士の手から鍵を取り
銀色の扉を開けた
刻の止まった城で
彼女は今も眠る...刻の魔女
吹憐
歌声よ散りなさい
一思い この夜へ
潮騒の蒼き聲
追いかけて この夜へ
烏瓜に火を灯し
歩く影を追い越して
月の下の一番座
まだ見ぬ人も通りゃんせ
歌声よ散りなさい
さんざめく この夜へ...追想一番座
吹憐
君はやっぱりヒーロー(ヒーロー)
どんな時でもヒーロー(ヒーロー)
やっぱり強いさヒーロー(ヒーロー)
絶対無敵のヒーロー(ヒーロー)
大声あげてさあ呼ぼう
みんなの味方のヒーローを
どんな敵でもやっつける
みんな大好きヒーローさ
泣き虫僕は
弱虫僕は...ヒーロー
須永理
ひらり ひらり 舞い散る花よ
風に尋ねど行方は知らず
想い馳せる その横顔に
問いかける術(すべ)も持たず
月日な流れ
君の思い出
楽しい事ばかりじゃないけれど
涙溢れ 胸が詰まり
大事な気持ちに気づいたんだよ
「大丈夫ほら 涙拭いて」...(non title)
須永理