タグ:琴音ユナ
7件
Synchro NiGHT -6-
私たちは時計塔にいた。
レイが水晶に戻ってしまい、ミヤの鎌に羽ペンは叩き折られた。
なんとかここまで来れたけれど、タイムリミットも近い。
「ごめんね、ユナ、この街はもうもたないや」
「いいです、リノさんがいない時点で、私は生きていけないよなって思っ...Synchro NiGHT -6-
kakimori
Synchro NiGHT -5-
「あ、あれ!?」
突然立ち止まった私に驚いたのか、アイさんが石に躓いた。
「どうしたの…?」
「リノさんの、反応が途絶えました…
最後に、何か特殊な波動が感じられたような気もするのですが…
すごく嫌な予感がするんです…」
ふむふむ…とうな...Synchro NiGHT -5-
kakimori
Synchro NiGHT -4-
最近は本当に一日が長く感じられるのだ。まるで誰かが時間を操作しているように。
しかし、それはただ私が、未来を見ないようにしているからかもしれない。
私が見なくても、誰かが示してしまうというのに。
アイさんは緊急集会で告げた。
この街に危機が迫ってい...Synchro NiGHT -4-
kakimori
Synchro NiGHT -3-
「ねえ、ユナ。」
「本当は知ってるんでしょ?」
「予知できるんだよね?」
「もしかして、あえて見てないふりをしてるの?」
「悪夢、止められるかもしれないよ」
話しかけないでよ、いつ起こるかは分からないし…止められないことは止められないんだもの。
「...Synchro NiGHT -3-
kakimori
Synchro NiGHT -2-
「ねえ、ユナ知ってる?彗星が来るんだってさ」
私の隣でくつろいでいた、りおんがそう言ってきた。
「うん?初めて聞いた、何て彗星?」
彗星とかが来るのなら、ルリナさんが教えてくれるのにな、とか思いながら聞いてみた。
「アニソン彗星なんだって!」
「...Synchro NiGHT -2-
kakimori
Synchro NiGHT -1-
「ユナー!ちょっとこれ見て、凄く綺麗」
明け方の海岸。
リノさんの声がする。
私の先輩、お姉さんみたいな、優しい人。
私、ユナは駆け足で向かう。
リノさんを待たせるわけにはいかないのだ。
「何かあったのですか?」
リノさんの隣に立つと、リ...Synchro NiGHT -1-
kakimori
Synchro NiGHT
此処に来るのも久しぶり。
私のオリジナルが描き出した、いくつもある世界、そのうちのひとつにしか過ぎないけれど。
それでも存在はそこにいて、こうしてオハナシができているんです。
オリジナルでない私は、物語は変えられない。
ただ物語を語るだけ。
そろそろ時...Synchro NiGHT -0-
kakimori