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痛いほどときめく　彼の眼差しは
shining 太陽ね
陽は翳りし消えてく　はしゃいだ足跡
sea wind　流されて
微熱(ねつ)だけ残す　私　真夏の砂
ひとり佇み　飛沫に濡れながら
黙って　ただ手を振った
サヨナラ…　「楽しかった」と彼は去った
まるで何もなかったように
サヨナラ…　微笑の裏の涙...

　A
こぼれ落ちてく言の葉ひとつ
すくいきれないやさしさたち
募る想いを数えていけば
いつか欠片も元に戻るの？
　B
真夜中の爪痕を消さないで
とめどなく溢れだす残響
　サビ
砂上の楼閣...

僕が気を病んでいたって
誰が抱きしめてくれるわけでも無くて
求めた温もりは
簡単に与えられるわけでも無くて
この手から砂のように落ちていくだけ
この身体は暗闇に落ちていくだけ
ただそんなちっぽけなこと
ただこんな変わらないこと
それだけの存在だったんだろう
もう何も見えない...

A
隠していた傷にもならない
孔に砂が入り込んで
じゃりじゃりしていく感情定義
曖昧に砂を排他
B
的主張も灰被りに泣いている
我が儘なタップして黒猫は
欠伸目を伏せていく温度も
知り得ない 知り得ない...

朝の早い時間に道が煙を噴いてる
爆発の音で目を覚まし駆け上がる橋の上
人が集まつて取り囲むその中心には
弦の切れたエレキギターがうなるやうに泣いてゐた
乾パンの入れ物を貯金箱にして
張り詰めた空から降る小銭を受け止めよう
砂の上で
午後の遅い時間にビルが街に溶けてゐる
地平線は目を回し音楽を連れてく...

S
生きて 生きて
届かない吐息
生きて 生きて
涙が頬に触れた
A
傷付いた身体
傷付けた言葉
謝っても足りない
答えを言わせて...

A①
砂の舞う空はー
不安な気持ち映す
少女の止まる砂時計
B①
乾いた唇動かぬまま
叫ぶ心は聞こえない
心砂に覆われてく・・・
この気持ちなぜ隠す
揺れる瞳に雫のせ...

錆びついてる体に　油を射す暇なく
硬化してく手足で　なんとか歩き続ける
風が吹いて砂が舞い　体にまとわりついてきて
鉄と鉄の隙間から入り 中は砂だらけ
喜びや怒りや哀れみや楽しさを
うまく作り出してみれば砂も落ちるのかな
いやおうなく迫り来る　砂を払う力なく
先端から蝕まれ　もうすぐ心を飲み込む
錆...

いつも強く願う
刹那を、一瞬を、永遠に
逢える回数は多いのに
時間は短すぎて
神様、もしいるならば
わたしをあの人のなかへ
放り込んでください
だけど、
奥深い底に沈むのは嫌だなんて
わがままかしら...