いつも強く願う
刹那を、一瞬を、永遠に

逢える回数は多いのに
時間は短すぎて

神様、もしいるならば
わたしをあの人のなかへ
放り込んでください

だけど、
奥深い底に沈むのは嫌だなんて
わがままかしら

子供たちがわたしを踏んでは
無邪気に駆け回る
そしてあの人のもとへ
飛び込んでいくの

そんなあなたは手招いて
星も空も雲も攫っていくから

どうしてこんなにもどかしいの
これは悲恋だとわかっていても
切っても切れぬこの関係性を
地上でも揺らして壊して

わたしで未来を創造するなら
素敵な城を建てて
山を造るなら穴を掘って
あなたを流し込んで

わたしに浸透するあなたは
またあの場所へと還って行くのね

触れて離れての繰り返し
からかわれているのかもしれない
繋がり続ける必然の駆け引きを
硫酸でも零して溶かして

あと一歩のところで
わたしにあなたは届かない
それさえも策略なのでしょう?

風に舞って近付いても
あなたはその分逃げるから
距離感は変わらぬまま

沈んでいくのが理なら
いつまでも神を恨むわ

今すぐあなたに飛び込みたいの
この際隠すように沈めていいから
わたしと云う名の小さな一粒を
遅くてもいいから見つけて

どうしてこんなにもどかしいの
これは悲恋だとわかっていても
切っても切れぬこの関係性を
地上でも揺らして壊して

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

海に泣く砂

海と砂の関係性。「わたし」は「砂」、「あなた」は「海」。

閲覧数:135

投稿日:2011/08/23 00:14:24

文字数:577文字

カテゴリ:歌詞

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