投稿作品30作品
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わたしのうちの ミクさんは
おとなりさんと ちがうけど
となりのうちの ミクさんが
ときどきすこし まじりあう
わたしのうちの ミクさんも
となりとすこし まじりあう
わたしのうちの ミクさんは
きょねんとすこし ちがうけど
きょねんのうちの ミクさんが
ときどきすこし かおをだ...【詩】わたしのうちのミクさんは
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【ミクダヨーさんの消失】
舞台から姿を消して一瞬の宇宙旅行に出かけたあなた
【ミクダヨーさん十周年】
めでたさにブラックホールも現れてあなたの足をもっていったか
【後頭部とか】
あの大きなミクの頭がもしかしてあなたのことを守れましたか
【横浜港明月皓々】
会場を出れば見事な月明かりひたすら祈...ミクダヨーさんへ捧げる短歌9首【初音ミクシンフォニー2021(横浜)】
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ルカより
大切なあなた と 叫ぶ
すぐ横に
立ってるひと に 届かす ように
ミクより
その声は わたしに 届く
いままでの プログラム みな
リセットさせて...【ミクルカ短歌】ミクルカ相聞歌(feat. magnet)
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吾輩(わがはい)はたこである。名前はご存じのとおり。
気づいたら手術台の上にいた。後で聞いたらそれは手術台ではなく、まな板というのだそうだ。
見知らぬ人間が吾輩の腕を抑えて、肩口に、貝殻ほどの薄さの、冷たそうな板を当てようとしている。
これも後で聞いたら包丁と呼ばれるものであったらしい。
...【たこルカ小説】吾輩はたこである
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【五・七調訳magnet】
よあけまえ きえゆくやみに
うずくまり ないたわたしに
だいじょうぶ そうささやいた
こえもまた なみだにぬれて
ほのめいた ほのおはいつか
このこころ すべてをこがし
とびまわる ちょうのこぼした
りんぷんが ふたりをぬらす
からませた ゆびはほどけて...五・七調訳magnet、五・七調訳サイハテ
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101個室で眠る夜
借りてきた 髪の飾りを
知恵の輪に
胸の飾りに 組んで
灯(ひ)を消す
102目が覚めたらミクがいた(「ミクのいない日」)
起き抜けの
結ばぬ髪をそのままに
夢の扉を
越えてくるひと...【ボカロ短歌集】唯音論(ゆいおんろん)101首目以降
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51天北旅情(MMD動画を見て)
天北の
原野に列車往く星は
ボーカロイドの遊び場となれ
※国鉄天北線を旅するMMD動画を見てよんだ短歌
ここでいう「ボーカロイド」は、広義です(動画の時空に住む住人たち)
52星 屑 理 想 郷
このそらをきょうもあなたはそのまちでなにもいわずにみあげ...【ボカロ短歌集】唯音論(ゆいおんろん)51首目から100首
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マジカルミライ2019in東京に出かけてきました。
今年は「ルカ10周年」が大きなテーマだったみたいで。
ライブステージはそういう趣向だったようです。
ああ、行きたかったなあ…(ライブチケットは手に入らなかったのです)
ミクさんは16歳で、ルカさんは20歳。
年齢ではルカさんの方が上ですが、ボカロと...【エッセイ】ミクはルカのお姉さん?
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入場前に聞こえた「星屑ユートピア」
会場の外で聞こえた
――なんどでも――
その一瞬で
開いた世界
苦闘クエスト
「二時間でクリア」ともいうクエストに
倍ほどかけて
手にした形見...【短歌2首】マジカルミライ2019の思い出
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1「初」の字
「初」の字を見ればいつしか
横顔に見えて
「刀」は髪にも見えて
2残響
年経(ふ)りし大木(おおき)のごとく
遠き日の
響きをいまも宿すなが髪
3みくるか
めくるめく...【ボカロ短歌3首】
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はつなつの ひとりのたびは
いつもより
いつものうたが 沁みてきこえる
ルカの歌
一枚聞いて 梅雨空の
浅間の山に 消えてゆく雲
梅雨の日の
旅に連れ出すルカの歌
聞いて黙って前を見つめる...【短歌】ルカさんに捧げる短歌
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春きざす日差しがひたす道にいてわが胸に沁む巡音の歌
巡音の歌を聴きつつ目をやれば彼方に雪の山の浮く空
山裾の道はわずかに傾いて巡るあなたの思いを巡る
幾年(いくとせ)を隔てふたたび会う曲に昔と今と同じせつなさ...【短歌4首】めぐりねのうた
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幕が下りて
満ち足りて歩んだ床の色合いもミクとルカかと見まがう心地
雪ミクダヨーさんに接近遭遇
列にいて動けぬわれの5メートル横にはじけたしあわせの色
会場の外
戸を出れば横浜港に風は止みさやかに照らす盛会の月...【短歌】初音ミクシンフォニーに捧げる短歌
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1初音ミクの実在(1)
われおもう ゆえに われあり
デカルトに ならいて おもう
―― ゆえに きみあり
2初音ミクの実在(2)
われおもう ゆえに われあり
われはきく きみのうたごえ ゆえに きみあり
3とおりすがりの風景
すれちがう...【ボカロ短歌集】唯音論(ゆいおんろん)1~50首目
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みくさんを
ゆめにみたひは
さむくても
わりとすなおに
おきるきになる...【短歌】ひさしぶりにゆめをみた
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あらたまの
としの初めの
初初音(はつはつね)
初音のはこぶ
はるのはつおと(初音)...【短歌】新春