ＴＯＵＧＥ

Ａ　世界を騙すために編んだマフラーさ
　　すぐにでもみんなして踊りだすだろう
　　それでも焦りが煙るのはなぜだろう？
　　拭(ぬぐ)っても手汗がにじむ、なぜだろう？
Ｂ　せまい海を太陽が襲う前に　すがる
Ｃ　誰か僕を必要としてくれ
　　ここにひとつ咲いてた笑顔なら
　　秋の風に震えて消えたぜ
　　誰...

めろ　ここで落ち合うはずの光は　　明日の涙で　もう消えた
　　　愛の痛みで道をためらい　　　今日も扉は　開かぬまま
さび　ひとつ淡く　流れるモノローグ　　　君と私　それだけの世界
　　　間奏
めろ　白いのに暗い闇の中で　　　　混ざりあえない　口とビル
　　　誰もいなくて差し込む夕日　　そこで溶け合う...

Ａ　6月　そっと散って青あざみ　古ぼけた小さな格子から
　　見上げた　遠い日の雨模様　あの空は今でも泣いている
Ｂ　だけどそっと笑う君は　目をそらす
　　だから悟られずに僕は　出ていくよ
さ　何も見えぬ明日の色を　かすんで探す千鳥足
　　夏の唄を口にしては　期待し煙る君の顔
　　間奏（ベースソロ）
...

あぁ　あなたの言いつけは　守れそうにないわ
あぁ　あなたが思うほど　愛は浅くないわ
泣きながら　呟いた
８日前の昼下がり
秋桜が咲いている。
あぁ　わたしへと残した　鍵も持って行くわ
あぁ　あなたに会う時は　そう,笑顔でないと
笑いながら　突き刺した
８日後の雨上がり
秋桜が揺れている。...

鍵は君が持っていて　誰にも渡さないで
君はついてこないで　そんな顔はしないで
少しの間だけど　僕は鎔けるみたいだ
Emの壁をすり抜け　回路さえも焼き切る
黒く滲んだ虹への　精一杯のレクイエム
いま舞い降りた　誰もいない星(セカイ)にて
もし,君が僕で　もし,僕が君なら　　　　┃
じっと現の端で　手を...

銀の涙にふれた朝は
昔以上に夢が苦く思えたんだ
傷をなめてできた笑顔を
痛みこらえてボクは額縁に飾るのさ
もっと 遠くを知る
きっと 鏡の中へ
堕ちてゆけたら 堕ちてゆけたら
ボクはもう君を 忘れるだろう
（間奏）
じっと 現(うつつ)の端で...

はみだした異端の季節にも 暖かいノイズは　光る
木々を彩る花たちは それすらも木々に彩られ
日々を繰り返す　　日々を繰り返す
うつりゆく瞳の感情に 放たれたノイズは　刻む
知ってはならない喜びを　知らなければならない痛みを
ただありのまま　　ただありのまま
心地良く綻(ほころ)ぶ煌めきへ せめぎ合う...

【A】散りばめられた針の上　歩き続けるヒトの抜け殻　　　
　　砕けた想いは遥か空,とび出したまま帰らない
　　惰性で時間（とき）をなでる日々　あなたは突然舞い降りる　　　
　　消えかけていた存在（ボク）自身が,まだ許される気がした
【B】この部屋に潜む 仄暗いケモノは
　　ひたすら怯える　「つながり...

【Ａメロ】
１人ひとりが交差する中で独り
ひとり笑顔を振りまいてはまた独り
【Ｂメロ】
私の信じた藍(あい)は　未だに姿を見せず
ただ色褪せないまま　太陽が姿を消す
【Ｃメロ】
君との約束　破り捨てたのは私なのに
【サビ】
彷徨って　彷徨って...

今ボクは歩いています
憎悪燃え盛る砂浜を　鉄くず転がる雪原を
君に向かって歩いています
それが君のためになるかどうかは　わからないけれど
君の方から　歩いてくるならば
「それほど時間はいらないでしょう？」
君がボクから　離れていくならば
「きっと君には逢えないでしょう。」
今ボクは歩いています
暖か...

「あのね、ずっと前から君のこと・・・
　　　　　　　　好きです
　　　もし良かったら、私と付き合って下さい・・・！」

君と過ごした、長く、他愛のない日々
何から何まで楽しかったの　本当だよ？
幸せは失ってから、初めて、大切さがわかるんだよ
君はなぜか得意げにそう言う　本当なの？
私の隣で君が微笑むと
君の隣で私はにかむの
これって「幸せ」なんだよね？
公園には夕焼けを眺める　２人の影
優しく寄り添いたたずむ　幸せの...

僕→君は
無邪気に笑う花であって
終わることのない旅であって
届くことのない星であって
君と初めて　顔を向けあった日から
癒したくない傷ができたりね
君→僕は
行きかう雑踏みたいなもん？
そこらの石ころみたいなもん？
吐いた白い息みたいなもん？...

日々、そう、自分のために
他人の願いを満たすだけの日々
日々、そう、幼少より
何も変わることのない日々
変わったとすれば―――反感
「醜悪にして正しき意志」
すぐにでも逃げ出したい
けれども、その方法すら分からない
きっと、そう教えられてきたから
「誰か王宮（ここ）から連れ出して」...

この手は何のために？
未来も知らずに使い続けているの？
この声は何を求めてるの？
価値も知らずに使い続けているの？
どうせろくな答えなんて
かえってこないし
望んでもないの　　
私はひとつしか「知らない」
抱え込めば爆発するから
口に出して出して出して出して...