夏目浩太の投稿作品一覧

ある日朝に目が覚めたら横に奇妙なマンボウがいた
話聞いてみるとどうやら魔法少女になりました
それで何をしたらいいのよ喋るマンボウははぐらかすし
頭のせてみたらどうやら変身だけはできました
何をしたらいいのなんて悩んでいたらあの人が
ずっと昔からキミが好きでした
魔法で奪うその心
あなたの気持ちは無視...

硫黄吹き立つ水底に 泡湧きたる蛋白の
分かれ殖え消えまた分かれ 組みて結わいて星を編む
明らしまんと睨みけり 守らしまんと備えけり
欲と能とが濫れ増し 揺れて遊びて浮き沈み
砂に岩にと分けて入り 生えて伸びては蔓延りて
しとどに湿り青蒸して 四方に拡がり萌えて朽つ
土に蠢き砂に擦り 小粒何ぞと踏み占...

ああ、そうだ僕には何かを望むなど、
そんな祈りさえも失くして。
ねえ、どうか君だけは善意に穢されても、
穏やかに笑えないでいて。
夕景、アスファルトを濡らす。
美しいフィルムの銀塩にこびりつく、
褪せた空洞を愛せたなら。
いつか、穏やかに笑いながら揃えた
靴を僕は変えられた？
残響、こぼれ落ちた。...

たゆたう一つの命の胎動
明日のことなんてあなたは知らない
鼓動がまた一つ生まれて消え
誰かの思いを乗せた光は
いつから遠く叫びとともに
裂かれて消えて無残な命果てたら
いつもいつもずっとずっと
無碍な命その哀楽と
それでも僕らは紡いだ
本当はいつだって生きていたかった...

月は陰り花は散った
カモメは海を越えて 思い出となった
星の瞬きも いつの日か閉じたまま
さよなら友たちよ もう
あの日ずっとキミに言えなくて飲み込んだことばが
今も夢に出てきて僕の心を揺らす
いつか語った夢と人生論
こんな僕を見て何て言うのかな
道の先にキミはいないと気づいた
それでも僕は そう...