ウツ。の投稿作品一覧
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R
寄せては返すあの波のように
形を変えるあの雲のように
降り注ぐ陽がただ眩しくて
揺れる影に語りかけてる
L
忘れてしまうひとときのような
弾けて消える泡沫のような
汗ばむ今日を忘れないように
ずっと ずっと ただ溺れてる...あのひと夏に溺れる。
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掛け違えと引き換えに 外された鎖は
踏み違えた道さえも 洗い流してゆく
鳴り止まぬ雨音と 沈黙の花束
純血の白天使 微笑みと揺蕩う
覚めない夢のように 全て忘れられたら
零れ落ちる左の頬には また明日と結んだ笑顔が
流れ落ちる右目の憂いは 二度と痛むことなく消えゆく
いかないでと伸ばしたその手は 青...黒百合に咲く貴女へ。
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諦めすらも決められなくて 理由を探して生きてきました。
1人の世界で生きていたいのに 独りで生きる力も無くて。
回り道 綴った言葉も 仇になるなら要らないや。
僕の周りには人が溢れてた。 決して恵まれないわけじゃなかった。
何も持ってないわけじゃなかったけど 飾りの羽なら要らなかった。
応えが付けば...ただ死のうと思った。
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地に堕とされた 奇跡の果実
孤独と苦ばかりに愛されていた
夢か現か 追い風に問われ
失くすことも出来ない 空の手が
忘れて 描いて 悪夢が消えるまで
希望も 未来も 全て崩されたのに
今でも 消えない 鳴り続ける鼓動が
儚い 雨音 今が零れてゆく
残された言葉の 欠片だけを集めて
震える手に握る 漆...Relost Heaven
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貴方にこの歌が
届くことはありはしないが
言葉すらゴミになるので
一言にまとめました
貴方の所為です。
貴方の所為なんです。
痛みは日常で
会話は耳抉るようで
否定は楽しいですか?
努力は踏みにじられて...貴方の所為です。
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悴む手に握る 追憶の足跡
濁さず旅立った 己の影法師
片翼残された 傾く天秤は
聞こえてくる声に 今 終を願う
死にたい 生きたい 消えたい 消したい
明日は 見えない 今日も 消えない
期待 外れ 道を外しきれはしないまま
駆ける心の音を忘れて
割れたグラスに目を閉じ(聞かせて)
傷に染まる愛に魅...Lapse
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赤く染まりだした世界で
君は一人たたずんで
笑う ポケットにしまい込んだ
哀を包み隠すように
照らす世界は嘘を知りながら
影を映し出すのに
僕は何も紡げないまま
君をただ見つめていた
終わる鐘が鳴る
君を急かすように...窓際の一等星
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無味乾燥な日々 立ち込める暗雲
息詰まる未来に 芽が出るわけがない
心を照らしたのは あなたの牡丹百合
ほら見てよ あなたがくれた笑顔
この出会いが変えてくれた 私の世界を
欣喜雀躍する 相好を崩して
脳裏に焼きついた 少し甘い涙
心を満たしたのは あなたの牡丹百合
ほら見てよ あなたがくれた笑顔
...Dear song
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描く 心の波形
巡る 常の針が
刺さる目の奥に涙
過去(きょう)は終わりましたか?
今日は見えましたか?
未来(きょう)は紡げるか問いただす
時空を飛べたって 今は解けていく
いつか見た景色も
紡ぐ螺旋の約束も
時の音に流され 消える...クロノフォビア
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響け 咲き誇れ Rosely
青く奇跡を纏って 夢を紡ぐ声は
時に棘が指を刺す 美しき花
強く威厳を纏って 想い紡ぐ声は
時にその身は毒となる 華麗なる花
勝者が織り成す この世界で
枯れるくらいなら 狂い咲け
今 ここで歌い叫ぶのは 明日に焦がれるから
奏で 刻み込めセカイへ 生きてる証を
音に想...Rosely
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流れた愛の傷痕 温もりが冷たく伝う
叫べばうつむく影が 愛しさを見つめているの
行かないで落ちる雫が
哀しさが消えるまで
伸ばしたその手は滲むようで 見つめた瞳はまだ見えないままで
僕の声だけが遠くなって 言えない言葉をまた隠したまま
吐息を数えてみれば 少しだけ弱い心が
果たされない約束 雨音がか...Rainy Sorrow
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誰も知らない 世界の真ん中で
君は独りで そこに立ち尽くしてる
儚く揺れる その瞳の中に
霞んでる 淡い色が
僕の心に
君が触れた
聴こえる? 溶ける色が
混ざり合っていく
君と出会い 君が触れて 溢れ出した
このメロディーは...拝啓、君へ。
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[A]
空(から)の手と 乾いた傷痕
反芻するノスタルジー
視界映る足先
喉に蓋を閉じたまま
[B]
崩れ落ちる螺旋階段
それはまるで雨のようで
行き場を失った僕のことを
祝福するようだった...エンドロール
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[A]
ふわふわのフリルまとって かわいいリボンを添える
くるっとターンをして その足を鳴らす
小鳥たちの話す声が 夢色のお花たちが
華やかな世界へ 私を迎える
[B]
向けられる視線 暗く澱んだ影
聞こえたノイズが 私の胸を刺した
[S]
ハートの女王なんていらないの...ハートのプリンセス
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[A]
空に浮かんだ泡の実に
反射 揺らめく 躁の顔
そこにあった日誌の続きに
僕は映っていれたかな
[B]
数字と心のかくれんぼ
安全地帯は冷戦状態
溺れる先になぞった視線を
息を飲んで かき消して...リグレットダイアリー
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[A]
何気なく握ったペン先
白に線が流れていく
出口を失った言葉が
また僕を見つめるように
[B]
滲む「生」と「死」の境界線
落ちる影 鍵盤の音
届かないその背の広さに
また一つ何かを映していく...リフレクション
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[A]
胸の中 描いてた
舞い落ちてく星のように
大切な 輝きは
どこに消えてくの?
迷ってる 僕たちは
忘れたもの探すように
あの日見た 沢山の
思い出を書き出す
[B]...白の世界
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[A]
前向きな曲は 似合わないから
なんて君は イヤホンを投げ捨てた
柔らかい笑みは 夕日を背負い
その声を 優しく撫でた
[B]
空を飛んでみたいんだ
唐突な君の言葉は
どこか儚くて ただ心をかすめた
[S]...嘘みたいな美しい世界で。
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愛しいとは思わなかったよその姿は。
もう一度声を聞かせてよ。
[A]
光のない瞳さえ 僕には儚く映っていた
誰も見ないその姿に 独占欲を掴まれたのかもしれない
[B]
濡れる世界 迷子の子猫
僕と同じだと そう思っていた
[S]
大好きな君だから 僕は何でもしてあげる...狂愛哀歌
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[A]
いつからこんな心を抱えていたのか
探せど記憶は黒く溶け込んだままで
ペンすら握れないまま白を前に泣く
嫌った自分の声も押し殺していた
[B]
投げ出した描かれないキャンバス
揃えた機材も部屋の隅に置かれている
[S]
さよならの後で...さよならの後で。
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[A]
当たり前を突きつけて 曇っていく世界
狭まる視界と 揺れる耳鳴りを連れて
必死に手にした点(もの)に 欲しい声はなくて
それでも未来は あると信じてたから
[B]
「頑張っていれば報われますよ」
「勉強できれば心配ないよ」
目を見せない大きな人たちがそう歌った
[S]...この世界は嘘だらけ。
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[A]
歩き始めた その足音は 私だけの一番星
離れていても 見えてなくても それが私の道標
初めましてと 出会いの中に 奇跡を生み出せるのなら
私の声と そのメロディで 伝え続けていたいから
[B]
独り温めたその思いも まだ見ぬ架け橋鼓動の星へ 音を聴かせて
[S]
奏で続けていきたい(あなたと...音の未来地図
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[A]
懐かしい人に会った 気がした。
そのカケラを踏み潰して問う。
反射した街灯が そこに突き刺さるまで。
[B]
午前0時 フラッシュバック。
見下ろす鋭利な空と廃墟。
逃走経路は keep out。
僕はどこにいたんだっけ。
[S] ...空白。
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[A]
流れる青の中に 光る空のしずく
退屈そうな私に クジラは問うた
「もう忘れちゃったな」 消える飛行機雲
雨が傍らに座る そんな気もした
[B]
綺麗なものを忘れない人になりたかった
ずっと守ってた 小さな箱庭
気づけばほら こぼれ落ちて
そこには誰もいなくなってた...クジラ雲とラムネ瓶
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[A]
僕は今 大好きだったこの街を見下ろしている
踏み出せば空も飛べてしまいそうなシルエット
ああ あれは何て名前の建物だっけ
飽きるほど小さいころ遊んだような
振り返るだけで悲しくなるのに
思い出が止まらなくて
[B]
一瞬の鳥になって
涙すら消えてしまうくらい...この美しい世界にありがとうを。
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[A]
ニュースキャスターによると
それは過去にもあったらしい
わざとらしい予言者が
後付けのように物を言う
[B]
空を仰いだ声が
響き渡るものだと思っていた
でもそこにあったのは
画面越しの泣き声だけ...終焉
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[A]
今日も床に座り込んで 目の前に広がる薬
そして同じような日々が 呪いのように繰り返す
[B]
今まで言われてたように 真面目に生きてきました
その先にあるのは 幸せの未来じゃないのですか?
[S]
歩いて来た道さえ 振り返った場所には
何もない 敷かれたレールだけ
何に手を伸ばしてた? あり...過呼吸
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[A]
暑い夏の日 君との思い出話
蒸せ返るアスファルト 見上げた今日は夏の色
冷たいソーダ 響いた風鈴の音
今日は何をしようか 遠く聞こえる蝉しぐれ
[B]
机に置きっぱなしの手紙 こぼした青に染め上げた
眩しさに紛れていくように 手でそっと封を閉じた
[S]
思い出していた あの夏の日のこと...蝉しぐれ
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[A]
四枚のハートで綴った 庭の片隅揺れる影法師
つまらないフラグ回収 手に残ったかすり傷の痕
泣き寝入りしていた今日と 哀れ孤独な悲劇のヒロイン
枯れた過去と上書き保存 手足をつなぐ鎖は上等
[B]
嗚呼 いつかあの空の向こうに
消される幻影 飛び降りた小鳥
もう泣くことも許されないまま
今を歌...幸せのクローバー
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[A]
誰もいない 一人きりの部屋
床に散らばった 夢色のお菓子
一つ拾って口に含んでは
痛くて泣いた 今日を思い出す
[B]
甘い甘い綿飴みたいな
路頭に迷い込んだ僕を殺して
罪を何度も繰り返すように
真夜中午前2時 僕を待っている...こんぺいとうと夢の国
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