とりあたま さんぽの投稿作品一覧
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素材の甘味を活かしたいなら、お砂糖は少なめがいいと思う。
-甘い脳内コンフィチュール-
「ミク……」
と、あの人が私の名前を呼ぶ度に、頭から砂糖をぶっかけられたイチゴのように真っ赤な顔をして絞まりない口元ヘラヘラさせながら「なぁに?」なんてかわいこぶったりしてた時もあったっけ……
ぐちゃぐちゃと砂...甘い脳内コンフィチュール【ミク→カイ失恋/ミク独白】
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「僕らの歌ってシジミみたいだよね」
お兄ちゃんは時々、わけのわからないことを言う。
「シジミ……」
「沢山のマスターが沢山の曲を紡いでくれたからひとつひとつ数えるのが難しくなってきたけど、ネット環境を通してそのひとつひとつの影響は確実に広がってる」
「じゃあ名曲や、殿堂曲はアサリだね」
「そうなるの...蜆汁
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おちょぼ電球 橙明かり
揺れる紐は 長く垂れて
星月明かりは 電灯に負け
弱々しき 姿は目には見えぬ
煎餅布団 寒々丑三
震える躯は 小さく丸く
六畳一間に すきまから風
華々しき 夢は現に在らず
貧しい乏しいなんて口にしません
けれど腹の音が代わりに...腹鳴深夜唄
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飛べ 輪廻のポーレチュカ
背中の羽根 動かして
さあ 転生のポーレチュカ
君の 待つ場所へ飛んでゆく
君と別れた 雪の日の晩
私は神に 誘われ
記憶ある輪廻とは別の
新たな道へとゆきました
陰ろう意識 走馬灯の中
思い出1つ 2人の笑顔...【再編中】輪廻転生のポレチュカ【曲募集中】
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おこたはしわすになってから
ひとつおわってひとつのこって
でんわはにかいいちどはるすでん
のこったひとつをせかすこえ
(はやくはやくこっちはいいよもどってきたら?なんでもやらなきゃ)
それがいいさそれがいいの?
おこたはしわすになってから
すごくおもくてすごくふあんで
めーるをいっかいちょっとながい...こたつはしわすになってから
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異国文化の風が吹き
帝国にも西の風
西洋仕立てのお布団で
ちいさくわたしは丸くなる
抱えた白き脚の先
まだ少し熱を持って
はらり落つる
片目の涙
そっと掬い覗き込む
水滴の中 見えたのは...兎心と異国の青年
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あなたのスカート借りた日
冬の風が矢印の方から降りて
翻るスカート抑えながら
調節した丈感じて
少しだけあなたにやきもち
嬉しいはずのカンペキも
綺麗な歌う声も
私の心を締め付ける
褒められて上手に歌えて
あなた≒(と)わたし...≒
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【リンパート】
髪の長さ
背の高さ
胸のおっきさ?(えー)
ぜんぜんちがう!
紅茶の中
砂糖の数
わたしは3つ
無しですか!?...私の恋敵!アイスクリン!!
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秘密のクローゼット
内緒であけたら
いつも見慣れた
憧れの服
こっそり着てみた
ごっそり足りない
めっそり胸元
いつか、なれるかな
「なれるよ」
びっくり振り向いた...憧れGIRL