タグ「音街ウナ」のついた投稿作品一覧（25）

玄関一歩出たらそこは別の世界だった
魔法のスニーカーに導かれたの
これは全部夢だと言い聞かせる
わたしの耳きこえてきたその声
「これは現実」
「元の世界に戻るそのためには100回
ひとのために呪文を唱えよ」
新米魔女の拙い魔法まだまだ足りぬ魔力
魔法の効果時間が経てば消えてしまうの
それでもきっとそ...

ある日目が覚めたらそこには
見たことない靴が置いてた
ためしに履いてみてわかった
魔法のスニーカーだったのそれは
どこか行きたいとこ念じて
かかとを3回鳴らしたら
一瞬でそこまで飛べるの
ひみつのスニーカーないしょだから
それだけではなかったの
わたしの姿は見えないの...

はじまりは突然ね
「ドキドキ」の準備さえ
間に合わずあせった
あなたのことばに
あの朝も特別な
予感さえなかったのに
その日からすべては
変わったの
お花畑で追いかけられて
つまずきあなたに...

なんだかわくわくする
季節につられて
まわりのともだち
そわそわしてるの
うわさの男の子が
目の前とおると
突然おしとやかな子のふりして
でも　わたしだけふつうで
そう　なんとなくのりおくれてる
わたしだって恋がしたい...

転入した小学校隣の席で
少し不器用だけれど親切だった
あとで教えてくれたねあなたもじつは
去年越してきたばかり転校生だと
ひやかすともだち怒った顔して
言い返す背中見ててもうしわけなくて
わたしのことなど無視してくれたら
みんなとなかよくできたはずなのに
だけどもいつでも黙ったままで
駆け出し行っち...

きょうも呼ばれたら
どこでも行きます
どんな事件でも
相談ください
西から東へ
北から南へへ　
どんなとこへでも
とんでいきましょ
さあ怪傑
そうまた解決...

だいじょうぶだよ　うまくいくよ
だいじょうぶだよ　前を向けば
だいじょうぶだよ　それでいいの
きっとあしたは　なにかが変わる
あなたの夢を聞いたときに
ほんとのこと言えなかったの
わたしだけ置き去りにされる
そんな気したこと
他人と比べて自信なくし
あきらめそうになったりして...

誰からも愛される　あなたをかこんだ
友達と笑い合う　声聞くのが好きなの　　　
そう　わたしは　空気だけど
このままでも　今のままでも
ぜんぜんかまわない
「あなたが好き」と書いた　ノートのページで
折った紙飛行機を　心の中でとばす
丘の向こう　とんでいって　
あの遠くの　青空へ消えてゆけ
あなたの髪...

日焼けした肌にキラリと白い歯
あなたは半端ない
そんなキャプテンに憧れてなった
わたしはマネージャー
夕日のグラウンド駆け回る
10番の背中　目で追いかけ
もっとそばにいつづけたいけど
たまに言葉かわすだけね
ミサンガ　チアホーン　Vゴール　ブブゼラ
いらないことだった...

カーテンごしに　朝の光
きょうもはじまる　一日
会えるのよ　あなたにね
でも片道の　想いだけれど
あなたにすれば　わたしなんか
見えてないのと　おなじね
でもいいの　このままで
気づいてなんて　思わない
聞こえない　わたしの言葉が
ふわりと宙に　とけてゆくのよ...