浅海すずめさん

浅海すずめさん

rui72

とりあえず、今日も平和。

書けるのは文章だけです。絶賛現実逃避中。
青春真っ盛りの年頃なのに今日もネットにいそしんでいるとは一体どういう事でしょう。

たまに出現したらどうぞよろしくお願いします。

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あおいはるとおれんじ

「ねえ、ミク姉。テストって何が出た?」 あたしはこの気だるさを紛らわしたくて、やけに真面目な顔でノートとにらめっこしているミク姉に問いかけた。というのも、明日、あたしは定期考査というどの学生も一度は味わう試練がある。あたしは落書きだらけの教科書を引っ張りだして、ぺらぺらとページを捲ったところまでは良かったものの、さらっと読んで飽きたところだ。それでも他にやることもなく、退屈で欠伸を噛み殺した。 「そうだなあ、むずかしいのがたくさんでたよ」 ミク姉は顔を上げて、あたしを見てそう答えた。そりゃあ、難しいでしょうよ。簡単な問題なんか出るわけないもん。とあたしは唇を尖らせてそう言えば、ミク姉は苦笑した。やらなくちゃいけない、やりたくない。そういう使命感に逆らいたくなるのがお年頃というものだもの。だからしょうがない、うん。あたしは自分で適当な言い訳を取り繕って、教科書に新しい落書きを付け加え始めた。ミク姉はまた顔を下に向けて、かわいいシャーペンとシンプルな消しゴムを駆使しながらノートを黙々と制作している。 「リンちゃん」 「なあに、ミク姉」 「テスト頑張ったらクレープおごってあげる」 ミク姉は顔を下に向けたまま、そう言った。あたしと言えば、きょとんとして視線をミク姉に向けた。ほんと?と弾んだ声でそういえばテストでいい点とったらね、と悪戯っぽく答えが帰ってきた。もやもやとした頭にやる気がみなぎってくる。さっきまでの気だるさはどこに。あたしは今度はノートを引っ張り出し、気合を入れるようによしっと声を上げた。ミク姉の笑い声がする。 「この前出た、オレンジのやつがいい」 「いいよ、じゃ、頑張ってね」 あたしの思考はクレープと、目の前の方程式に向けられた。

絶賛テスト期間中です。わたしが。
投稿日時 : 2009/06/24 14:59

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