最近、書いたものや昔から書いてたモノを上げていきたいと思います。
プロフィールを見る投稿作品14作品
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目が覚めるたび 君が隣で
寝息を立てていること 不思議と当たり前に
小さな手を握り締めて 流れた涙
受け取った温もりを 一瞬 一秒 繋いでいく
見えない未来にいるのは 幼くなった僕ら
2つが寄り添った 小さな命の光
導かれ惹かれ合う 運命のような
出逢いは 遥か昔からの繋がりのしるし
擦りむいた傷...未来
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時代は変わりゆく 僕らはその中で何が出来るのだろう
夕暮れのこの空は 不安な未来(さき)のようで
小さな手を握りしめた か弱い背中
無垢なる愛で 繋がっている
都会の喧騒 巡る風 何処かへ飛んでいけるような
翼が見えた子どもの頃の不思議なときめき
いつか終わるから 繋がりに縋りつく
それは弱さじゃな...絆
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夜中に部屋を真っ暗にして
君は毛布に包まりながらホラー映画に夢中
気づかれないようにこっそり忍び寄って
少し残酷なシーンに合わせ
肩に手を掛け大きな声で驚かせた
慌てて両手に持った ヌルいコーヒーが飛び散って
お気に入りのクッションに染みを作る
べそかき子どものように拗ねながら
また毛布の中へと戻っ...Photograph
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海に沈む雪は降り積もっていくよ
月明かりに溶けて海月みたいだね
届かないよ 深すぎて 冷たすぎる冬の海
独りになり 泣くことも忘れたならそこにいて
ただ会いにいく この海の底へ
潜っていく あなたを探し
光さえない 絶望の中で
頼りはただ海月の声
海に棲む海月は漂う水面で
月明かりを真似て 誰かを...クラゲノコエ
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どんな花を咲かせられる?
あなたの持っているその種は
植えこまれた土の匂いや
与えられた水の冷たさで
色 香り 大きさまで
違った花を咲かせるのでしょう
人という花の成長も
出会いによってだけつぼみだす
咲けない花はないから 人は生きていけるよ
それでも枯れる時はあるから 涙があるんだ...Flower
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出逢いのたびに 気付かされる
偶然なんかないことに偶然でないとすれば
すべての出逢いはきっと奇跡なんだ
奇跡は起こり運命が変わりゆくものなのでしょうか?
運命 変われば周りの景色 いつもと違って見えてくるよ
景色 違えば 心が変わる
心 変われば 言葉が変わる
言葉 変われば 違った願い
願い違えば...Reincarnation
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静かな夜には薄暗い世界を照らすための灯火
部屋の隅っこに脱いだ ネグリジェとくまのぬいぐるみの
寄り添えない切なさ 月明かりに包み込まれていく
やがて夢に落ちて 黄緑色の願いは夜空に
星の囁きには魔法使いの秘密
それを知る少女はまだ夢に見ている
碧と黄色の祈りを白いシーツに
光の...blue
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懐かしい夢 斜陽に陰る遊具でまだ
君の面影ならブランコ漕いでる
大人になり忘れてるのかな
思い出の陽射し作る影法師
大切なものがまだそこにある
幼い頃に 描いた夢を抱(いだ)いている
誰もがそうならば 面影帽子は
足下に伸びたままでいる
いくつもの影が 迷う公園に
今日も夢の影は置きざりに...面影帽子
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春色の風が吹いて 街が色づきだす
トキメキの音に 胸を弾ませて
部屋のあちこちがダンボールだらけ
広く見えていたはずのワンルーム
膨らんだ期待 少しの不安
その分を詰めた 荷物 入り切らない
川沿いの遊歩道 窓から見える
垂れ下がる 電線が 五線譜のようで
風に舞い散る花びら やがて音符となり
...トキメキの音
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小さく揺れ動く 胸の鼓動の正体
気づかないままで夢見る少女
波に流されて 遠くに浮かぶサンダル
濡れるの気にせず拾いにゆく
素足にからみつく海岸の砂
煌めく夏の陽射し 水しぶきの色
どれもが大切でかけがえのないもの
世界の輪郭を結んでくれているみたいだ
透明で限りのない青春を
塗り替えていく未来の...透明な夏
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星屑色の街へと 夜空に手を合わせながら
惹かれ合うトキメキさえ 心の奥にしまった
遠い銀河の無垢な少女の祈り
まるで瞬きながら ときはなたれる光
今 何色(なんしょく)もの願いが重なり合い 織りなす星屑のパレード
まだ知らないはず 艶やかな流星は いつか混ざり合う
何億年も昔に 届いたはずの光が
胸...星屑のパレード
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伝えたい気持ちが
複雑すぎて
言葉が見つからない
一昨日から少し
落ち込んでた
君の笑顔が見たかったんだ
高速のランプ近く
渋滞が延びてた
この道に立ち
見上げた排気ガス...国道43号線
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聴こえないはずなのにとても不思議な音で
この耳に鳴り響き続けている
いくつかの場面で聞いた
他愛もない君と過ごした日々の音
夜明けのない街 終わりのない世界で出会って
綺麗な夕焼けの街 始まりの世界で君を待っているよ
広大な草原の真ん中 髪をなびかせた
眠る君を目に焼きつければ
何処までも続いてい...夜明けのない街
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遅い夏の夕暮れ 柔い波の音聴きながら
青い星が見えるまで 二人並び
空 見上げていた遠い夏の日
死んでしまったあなた
もう何年たったでしょう?
覚えているのは想い出とか
優しい手の温もりとかじゃない
夏の終わりに行った
浜辺に咲いてた向日葵
潮風に萎れ 熱い砂の上に寝そべってた...夏の終わりの向日葵