遅い夏の夕暮れ 柔い波の音聴きながら
青い星が見えるまで 二人並び
空 見上げていた遠い夏の日

死んでしまったあなた
もう何年たったでしょう?
覚えているのは想い出とか
優しい手の温もりとかじゃない

夏の終わりに行った
浜辺に咲いてた向日葵
潮風に萎れ 熱い砂の上に寝そべってた
あの日の私たちみたいだね
笑い流した涙 秋の風がさらう


見えないはずの双子座
暗く沈んだ夜空に描き
天の川 渡ってく 恋人探しの夏の流星群

逢いに行きたいよ
今ならそう想うだろう
花火が打ち上がる音
聞くたびはしゃぎ抱きついた
あの日 耳元で
囁いた愛の言葉より
ほしいものがある


キスした頬 薄く欠けた月
抱かれた腕 濡れた唇に
ほどいた髪が触れるたび

夏の終わりに行った
浜辺に咲いてた向日葵
潮風に萎れ 熱い砂の上に寝そべって
抱きついた 長い夜に 胸の高鳴りに
あなたを想う

秋の風が向日葵をそっと持ち上げる

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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夏の終わりの向日葵

誕生星座と見える星座の時期はずれていて
6月ごろの誕生星座「双子座」、見えるのは真冬なんですね。
そんなことも知らないで夜空に探してた主人公たち…
二人の描いていたふたご座は、
二人のように寄り添っていたのかもしれません。


夏に南の太陽に向かって咲く向日葵。
冬に南の空に見える双子座。
永遠の別れのようにこの二つは、
二度と向き合うことはない
そう想うと切なくて恋人を亡くした
そんな物語を描きました。

閲覧数:74

投稿日:2018/04/05 21:30:54

文字数:408文字

カテゴリ:歌詞

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