投稿作品13
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冷たい光を浴びた私を見つめていたのは
どうにでもなれと思っていた私をなだめるため
教科書なんかない
道理も敵わない
あなたの理想を演じられない
もう一呼吸おいて
ここから飛び出せば
変わっていくのは誰?
ねえ本当は本当に欲しいものだけ
並べて満足していたいけれど...瞳の奥
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悲しく笑う横顔に ただ何も言えず
ささやくように怒鳴るから 涙を隠す
どれだけの時が経っても覚めない夢
身をゆだねて流されるままに
僕たちは心を焦がす
すてきな絵本でさえ 役目が終われば
灰色に褪せてゆくから
そして僕たちの 役目が終われば
何色になっているんだろう
夕焼けの空を見ていた...夕暮れ
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手招く瑣末な妄想
はびこる間違った言い訳
何も知らないのに尖らせた口
焼けるほどに強い日照り
明るいほどに黒さを増してゆく
嘘を並べ 不安を消し
錆びた鉄釘を打ち出す
顔をしかめ 声をあらげ
涙はこぼれ落ちる 赤い大地に
金の斧を貪る子供を...戦
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ぜんぶ意味のないこととぼやいた
そしてあなたはどうしてと言う
ならば生きる意味を教えて
明確に
ろうそくの灯りはこの部屋の
隅にいる私のところまで 届かない
誰も私のとなりで笑わない
なのに私には笑ってという
そんな矛盾じゃ潰されないけれど
ろうそくの灯りがゆらめいた...希望
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甘くもろい怒鳴り声は もう心に響かない
洗脳された私は 耳を塞いでいるから
誰も真実を言わないから 受け入れてしまう
そして偽物だと気づいてしまう
これからに悩ませられる 察してしまう
本物がないことも
足だけは早まって そこに居たくないから
宝石のようなことだけでは 暮らせないから
誰も真実を教わ...真実を探して
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隣で何かを見下して
優越に浸れるだけ
正気の沙汰でない形相で
瞳孔はいつも開いている
この薬を飲めば楽になれるとか
孤独に苛まれるだけ
虚しくなってゆく 逃げることに
迎える人がいるなら その場所を守って
誰かにおとされないように
噛んで血が出た唇 握った拳を忘れないで...薬
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醜くてもいいよ
誰もあなたを見ていないから
曝しているのだって
本当のことじゃないんだから
子守唄を呟いた この帰り道で
坂を下ればもう会えない あの空に
流さなくていいよ
この涙はどうせ嘘で
どうせ嘘で そう言いきかせた
誰もあなたを見ていないから...かげま
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どんな言葉を並べ 伝えられるか
選り好みだとしても 信じられるか
無駄な改行で誰かをつなぎとめ
殺伐とした雰囲気の中でつなぎとめ
物語には短すぎると
それでも何かを口にするだけ
答えなくても歩き出すだけ
丹念にひねり出した単語をくずかごへ
ひしめき合う怒濤の思い
やり場がなくて しまい込んだ...喚き
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街灯に照らされた 暗がりの中
ビルの間からのぞき込む悪魔に怯えて
幼いまま育たない怪獣と
幻で構わないといった君を憎んだ
あの頃は何も知らずにいられた
その代わりに君が知っていたから
そして今度は僕が知るから
見守ってほしかった 笑ってほしかった
誰を好きになろうと構わないといった
君を心底憎んだ ...街灯
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時計の秒針が突き刺す現実
殻に閉じこもるのにもなれていた
いつからか
受け入れ難い悲しみはもう去った
これから続く道に標識はたつのだろうか
枯れてゆく 目の前で
声にならないまま
そして蕾の私は次の春を待つ
きれいな言葉には汚いものが
汚い言葉には汚いままの感情を...蕾
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祈りは繊細な心を落ち着かせ
虚栄心と猜疑心の小競り合いは静まる
琥珀に輝く棘さえ愛おしく 大切にした
強く煌びやかな茨さえ 思い通りにできた
この手に残るものは貧しくて
もっと手に入れたくて
なにかを手放す
その目に映る些細なことが悲しくて 寂しくて
美しくて 涙は流れる
そして生まれる 泣きながら...闇とまぼろし
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この場所から見下ろす景色と
いつの間にか忘れていた情景を繋いで
飛べるはずもない 羽根がないから
希望もないから 生きてゆくあてもない
訳もなくわめくだけ
未だに楽園を探している
あの雲の行くあてを気にしていた
傷つきながら疲れていた体を休めて
咲くはずもない 光がなくて
私には支えられるものがなく...楽園
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奇妙な明るさを演じきれず
冷たく透きとおる氷の影
炎の光が溶けてゆく
優しくささやきあえるか
誰かといるだけで温まるのかと
疑問に思った
流してるものは涙じゃなくて
しまい込んでいた私という嵐
奇怪な空元気を演じたまま
鈍く重くそして鋭い視線...雑踏