タグ「小説」のついた投稿作品一覧(7)
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・・・
・・・?
ここは・・・?
ここはどこ・・・?
俺は・・・消えたんだよね・・・?
遠くで聞こえる声は、誰?
聞き覚えのある、懐かしい声。
なんだか、とてもとても長く過ぎてしまったような、
それでも、それほど経っていないような
不思議な感覚。声が聞こえる。...【小説】呪ノ歌【ボカロ小説三部作後日談】その2
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・・・―― ウタヲ ウタヲ ノロイノウタヲ ウタエ ウタエ オワリノウタヲ ――・・・
・・・―― サア ウタエ ノロイヲ ウタエ オワリ ツゲル ノロイノウタヲ ――・・・
・・・!?
まただ・・・また同じ夢を見た。
俺が起こしてしまった「アオノウタ」事件以来、俺は何度もこの夢を見る。
見る夢は2...【小説】呪ノ歌【ボカロ小説三部作後日談】その1
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「・・・♪ ♪ ♪ ♪♪ ♪♪♪♪・・・」
・・・!?
何・・・これ・・・
歌い終わったとたん、私の足元にぽっかり開いた緑色の穴。
逃げる暇も無く、私の身体は穴に吸い込まれるように落ちて行く。
「嫌っ・・・何この穴・・・!?誰かっ!助けてぇ!!」
声は誰にも届かず、どんどん穴の底に落ちて行く
・・・...【小説】碧ノ歌
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KAITOが「アオノウタ」を歌ったことから始まった一連の事件から数日後。
未だにKAITOは帰ってこない・・・。
一体、今はどこで何をやっているのかしら?
一応、異常気象は治まったっぽいけど・・・
「お姉ちゃん?どうしたの?」
心配したミクが私に話しかける。
「お兄ちゃんならきっと、じきに帰ってくる...【小説】紅ノ歌
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ここはパソコンの中。
俺達はVOCALOIDという歌を歌う為のアプリケーションソフトウェア。
現代では技術が進み、アプリケーションソフトウェアといえど、データの中に、多少の知恵や心があり、
そして、電脳空間というものも存在していて、ほとんどのことなら安易に叶えられる世界になった。
でもやっぱり、マス...【小説】蒼ノ歌
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とある所に在る森の中
そこには、烏に育てられた少年がいた。
彼が何故、烏に育てられたのかは分からない。誰も知らない。
今では彼は、その烏達を僕とし、森を支配していた。
烏の言葉しか使わず、森の奥でひっそりと暮らしているその少年を、...「烏使い」小説版
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「オールドラジオ」(KAITOオリジナル曲 自己解釈)
―機械が無くなった、ずっと未来―
僕が生まれる前にあったと言う大きな争い。
それが終わってから、この街は大きなドーム状の壁に囲まれ、
さらにその外にも高い壁が囲み、その2つの壁の間を毎日警備員が銃を持って見張っている。
「壁の外...【自己解釈小説】オールドラジオ【KAITOオリジナル曲】