三日三晩暴れていた 血の海になっていた
誰も動かなくて 自分だけが生きていた

三日三晩降り続いた 雨はもう上がっていた
風もなく 音もなく 自分だけが生きていた
思考の回路を断ち切って
ナイフをあてて

鋼で作られた体は 今の私じゃどうしようもないのに
弱くて脆い私の心は 傷付くことを望んだ


三日三晩歩いていた あの人を探していた
ずっと守ってくれていた あの人を 
あの人を

誰よりも優しくて 温かくて
最後のその時まで 私を離さないで 私をきつく抱いて

堅く冷たい私の体を あなたはそっと優しく包んで
手で触れられる君の心は とても温かいと言った


星が見える その下
あなたの姿を見つけたよ
冷たくなってしまったね


切れ切れになる意識の狭間で 私はきっとあなたを刺したの
それでもずっと私を離さず・・・

ただ似せて作られた涙が 本物以上の感情を引き連れ
天にも届くような大きな声で 私は泣き続けた

三日三晩降り続いた 雨はもう上がっていた
今 風を受けて 飛び立つよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

傾慕の花

閲覧数:208

投稿日:2012/07/26 12:38:09

文字数:448文字

カテゴリ:歌詞

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