君の腕の中
せせらぎの様に
聞こえてくる
喧騒の罠
孤独に一人
君を探す
最終電車は
過ぎ去って
一人ぼっち
毎日が波のように
押して引いて去っていく
僕は何故今
泣いているの
何も要らない
君だけで良い
肉体だって要らない
昔の音が
こんなに遠い
崩れていく
右手は空で
左手も空
何も持ってない
心は空で
脳は白で
何も思えない
何も要らない
君だけで良い
肉体だって要らない
昔の音が
こんなに遠い
心が悲鳴を上げる
体が強張る
君が欲しい
悲鳴が止んでくれない
君がもう居ない
さよならも無く
僕はただ一人
ただ一人
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