筆を折ることを選んだ少女は
今日も浮かない顔で踏切の前に立ってた
ありふれた物語は終わった筈なのに
なぜだか涙が止まらないんです

寝る間も惜しむくらい、夢を描いていた
傷だらけの指先でなぞる虹の足跡を
我武者羅に走らせたペンと明日への焦燥が
思い出に変わっていくのが怖くて

「気づかないフリをして、雑踏に立つ私は
白く塗りつぶされた未来の地図を握った」
誰もがみんな主人公になれるわけじゃないこの世界で
「普通の人生」に怯えるしかなくて

夢を断つ君へ伝えたいことがあるんだ
今から3分10秒を、僕にくれやしないか
「くだらない」なんて笑わないでくれよ
だって物語はまだ終わりじゃないから


「誰にも望まれてないのは自分でも解っているの。
でも、間違い隠して日向の道なんて歩けないから」
間に合わせの黒い靴に、偽りのポートフォリオ
本当の自分はどこに消えてしまうんだろう

「臆病な私はレールを踏み外さぬように
幼き日の憧憬を 胸に秘めて呼吸(いき)をする」
やがてはすべて消えてしまう、昨日に戻れぬ空の下で
「いつかの後悔」が心、締め付けるよ

道迷う、君へ伝えたいことがあるんだ
今、抱えた憂鬱を 脱ぎ捨てられるならば
苦しさも全部、抱きしめられる日が来るよ
信じてる自分が心にいるなら
きっと描いた虹は広がるから

夢叶う未来(あす)へ 繋ぎたい想いはひとつ
「今から3分10秒を、未だ見ぬ今日の君へ」
「くだらない」なんて諦めないでくれよ
だって物語はここから始まるんだ


生きる意味を探して、生命を燃やす僕らの
明日は終わらないさ 鮮やかに陽は昇っていくよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

今、3分10秒を僕にくれよ / 音街ウナ [オリジナル]

歌詞です!

閲覧数:812

投稿日:2018/08/02 22:36:14

文字数:687文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

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