まだ深淵に入りびたるのは どうしてなの?
体まるめて握りしめてる 守るために
見せかけのまま制服を着て 着やせしてる
本当のこと ふくらんでる 心の中

不揃いになるピース
写真の中のポーズ
あぶれたパーツ 落としたまま

やさしさの檻へと
閉じ込められてしまったの
格子窓に見える
今宵は満月と
この地獄の果てまで続く どこへでも
お供しましょう


その深遠を くぐり抜けたら 巡り合える
煩悩だらけ 本能だらけ 空気を吸う
放課後までに背負い込んでる 無理くり感
「よくあること」で ふくらんでる カバンの中

シビアに続くレール
人とぶつかるレース
地中にくらい 見つける道

見てみなよ、もうすぐ
夜明けが近づいてくる
満点を生きよ、と
決めたのは誰なの?
手をのばして届かないなら なおのこと
焦がれてしまう


やさしさの檻へと
閉じ込められてしまったの
満天はここから
見ることができない
翳りのある 霞んでみえる 明日でも
求めてしまう
枷を外した夜明け

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

やさしさの檻

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深いところで押し込めてきた気持ちや、
“優しさ”に縛られてしまう苦しさをテーマにした歌詞です。
満月や格子窓、檻などのモチーフを通して、
「届かないものほど求めてしまう」という
矛盾した心の動きを描きました。

陰のある世界観ですが、
最後には“枷を外した夜明け”を迎える、
弱さと希望が同居した作品になっています。

閲覧数:300

投稿日:2025/11/21 13:01:06

文字数:436文字

カテゴリ:歌詞

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