「おっはよー!グミちゃん!!」 (ドスッ)
「・・・おはようございます。今日も朝から体当たりとは、元気ですね」
「ち、ちがうよグミちゃん。これは友達同士でするハグだよ、ハグ」
「あなたの場合は、体当たりになっています。初音さん」
「そんなつもりはないのになぁ・・・」
「・・・あなた、握力いくつでしたっけ?」
「ん~40くらい、だったかな・・・」
「・・・」
「あ~!!ちょっとグミちゃん、置いてかないで~!!」
いきなり私たちの朝の風景から始まったが、最初に説明しておくと、この物語は学園探偵ものであるはず・・・・・たぶん。
「はやいよね~グミちゃん」
スタスタ前を行ったグミちゃんに追いついた私。
「なにがですか?」
「私たちが入学式で、出会ってからもう一か月ていうことが!」
「ああ・・・確かにそうですね」
「あの時のグミちゃん、すごかったなぁ・・・」
言いながら、私は一か月前の、あの日を思い出していた。
あれは桜の花びらがまだ舞っていたころ。
今年は、暴風とか春の嵐とかで桜の花びらが入学式前に散ってしまうところが多かったが、幸い私たちの高校は入学式が他の学校よりも早かったため、桜はまだ咲いていた。
「ミク・・・」
小さな声で私を呼んでる声がする。
声のほうへ顔を向けると、
「ミク!」
私の中学からの友人、顔に笑みを浮かべた、巡音ルカがいた。
私が座っている席から二つはさんで右隣にいる。
私が何って顔をしていると、
「ミク、この後の部活見学、どこ行く?」
今その話かい!!まだ校長先生の長いお話が済んでないのに!!
そう思いながらも、
「もちろんミステリー研究会」
「やっぱりミクはそこに行くんだ」
「ルカは?」
「まだ決めてない。ミク、ついて行ってもいい?」
「いいよ、じゃ終わったらすぐに行こうね」
「うん」
とこの時、私の肩をツンツンと誰かがつついた。
振り向くと、
「もう静かにしたほうがいいよ。隣の先生見てるから」
と、隣にいた青い髪の男の子が視線を自分の左に向けながら言った。
ちょっと体をずらして見てみると、確かに怖そうないかにも体育会系っていう先生がこちらをじいっと見ている。
怖い顔、そう思った。
「教えてくれてありがと」
「どういたしまして」
私は顔を前に向けた。
いつの間にか校長先生の話が始まっていた。
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そんなことを言って本心は欲しかったのは共感だけ。
欲にまみれた常人のなりそこないが、僕だった。
苦しいから歌った。
悲しいから歌った。
生きたいから歌った。ただのエゴの塊だった。
こんな...君の神様になりたい。
kurogaki
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