A
君がここでまだ絵を描いているのは
僕を不憫に思ってくれているからかな
ちょっと自意識過剰かも
何故かまだ声は出ないし

B
結局僕は今こんなだから
もう描く気もないだろう?
それでよかったんだよ
僕はどうしても君の足を引く

サビ
なのに
繋がれた手の中にあったのは
小さな鉛筆とメモ用紙
無口な君が言った 「ついておいで」
ふっと
閻魔様の声が聞こえたよ
君がくれた声で教えよう
「僕も君たちみたいな人間だったっけな」

A
新品の筆はどうやら上質らしく
楽しそうに君は僕を描く
ちょっと自意識過剰かも
僕の後ろの景色は綺麗だし

B
結局僕との会話は
面倒な行為でしかないはずだ
君の腹を立たせるくらいなら
大事なものも空に捨てよう

サビ
どうして
僕だけ一人別の場所で
誰も近くにいなかったの
こんな時に思い出して 泣いてみたくなった
どうして
神様の声は聞こえない
自分の声さえ聞こえない
閻魔様 あなたが人間だったなら
どうしてまた僕から奪うの

C
探さなくていいんだよ
心配しなくても僕はこれから
電気を見つけに行くから

サビ
なのに
離れた手の中にあったのは
ぼろぼろの鉛筆とメモ用紙 ねえどこにいるの
ふっと
閻魔様の声が届いたよ
何故か一度だけ聞こえたんだ
「残ったものをのばしてごらん」

「何年かけたと思ってる?」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

totally blind painting

絵師と全盲の専属モデル
(10/29、微修正)

閲覧数:135

投稿日:2011/10/29 12:34:11

文字数:581文字

カテゴリ:歌詞

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