最初に断っておくけれど　
僕は２度しか君を愛せない　　　　　
それでも構わないと言うのなら　
いいよ僕は君のモノになろう　
だけど、約束して？
それは僕を見詰めてくれている限りは、だよ？　　

君の眼に映る２つの世界は　
果てしなく透明に歪んでいて　
僕の憧れる世界はそこに　
もしかしたらあるのかもしれないね

１つ目の愛が零れる　　　　　　　　　　　
美しくないその鳴き声は　
ちょっと僕の好みではないかな
僕を受け入れる覚悟も無いのなら　
その口も切り取ってしまおうか

君の眼に映る僕は１人だけ　
それこそが真実の君だけの僕　
２つの僕を愛してた君は　
浮気者、だったのかもしれないね　

2つ目の愛が零れる　　　　　　　　　
カナリアを切るようなその声は　
ゾクゾクする程好きな声だな　
僕に受け入れられる覚悟は出来た？　
僕の手は君で濡れてしまった…　

2度も愛してしまったので　
2度と君を愛せないんだ　
でも、君のせいなんだからね？　　　　　　　　　　
僕を見詰めてくれなくなってしまったから…　　　

口内を満たす粘液　
舌で転がす球体　
噛み潰せば弾ける苦味
不純な液体と無数の筋　
濃厚に絡みつく水晶体
咀嚼する　粉々に　
混ぜ合わせ　噛み締める　君という存在
不快さごと嚥下すれば
得も言われぬ恍惚感…！

そして君の2つ限りのeyeは僕の中で永遠になる
さあ、次は誰が愛をくれるのかな…?