①
輝いていた 眩かった
左掌で覆うアメトリン
届かない 手を伸ばして
哭いたボク等は 迷い子さ
②
地に足付かないボク等は
どうせ誰にも見られないんだ
「それじゃあさ!」と叫んだキミは
太陽みたいに輝いていた
耳にこびりついた不平不満
丸まった背中に乾いた喉
未だ絆《トラウマ》にすがるボクに
キミは毅然と笑う
輝きたくて 煌めきたくて
左掌を握るシトリン
ぬくもりは未だここにある
恐れていたって始まらない!
輝いたって 煌めいたって
目隠しの向こうは見えない
差し伸べられたその手に
気付けぬボクは 闇の底へ
堕ちていくボクは六等星
③
空なんて飛べないボク等は
どうやっても誰にも認めてもらえない
「仕方ない」って呟くキミだけが
月みたいに道を照らしてた
耳を疑う罵詈雑言の嵐
曲げた脚に埋めた綿帽子
未だしあわせ《痛み》に勝てないボクを
キミは憮然と嗤う
輝きたいな 煌めきたいな
右掌を睨むアメジスト
冷えきって悴んだ爪先
揺れた視界に立ち止まる
輝ききって 煌めききって
気付けば灯火は消えていた
行き場を失くした掌
下ろしたボクは 目を閉じる
堕ちきったボクは六等星
④
もしもあの日あの時あの場所で
キミの笑顔を信じられたら
凍りついたこの指は
熱を纏っていられただろうか?
⑤
輝いていた 眩しかった
両手の平を翳す アメジスト
遥か遠く振られた左手は
迷い子のボクの隣に──
── ああそうだった
⑥
輝いていた 眩かった
左掌で覆うアメトリン
届かなかった 手は今ここに
啼いたボク等は 迷い子さ
底(ソコ)から這い上がれ六等星
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そんな少女漫画のような妄想も...PEARL
Messenger-メッセンジャー-
おにゅうさん&ピノキオPと聞いて。
お2人のコラボ作品「神曲」をモチーフに、勝手ながら小説書かせて頂きました。
ガチですすいません。ネタ生かせなくてすいません。
今回は3ページと、比較的コンパクトにまとめることに成功しました。
素晴らしき作品に、敬意を表して。
↓「前のバージョン」でページ送りです...【小説書いてみた】 神曲
時給310円
<配信リリース曲のアートワーク担当>
「Separate Orange ~約束の行方~」
楽曲URL:https://piapro.jp/t/eNwW
「Back To The Sunlight」
楽曲URL:https://piapro.jp/t/Vxc1
「雪にとける想い」
楽曲URL:http...参加作品リスト 2017年〜2021年
MVライフ
6.
出来損ない。落ちこぼれ。無能。
無遠慮に向けられる失望の目。遠くから聞こえてくる嘲笑。それらに対して何の抵抗もできない自分自身の無力感。
小さい頃の思い出は、真っ暗で冷たいばかりだ。
大道芸人や手品師たちが集まる街の広場で、私は毎日歌っていた。
だけど、誰も私の歌なんて聞いてくれなかった。
「...オズと恋するミュータント(後篇)
時給310円
ありえない幻想
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君以外全部いらないわ
息をするように嘘ついて
もうあたしやっぱいらない子?
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