はじめて出会ったのはずっと前
黒い大きな瞳でぼくを見上げた
はっきり覚えている青い空
きみの茶色の髪が太陽に透けた

ねぇきみが与えてくれたのは
愛とか 幸せ 笑顔とか
それはそれは美しいものばかりで
ぼくはずっと不安なんだ
ぼくは何を返せるんだろうって

いつだってぼくは祈ってる
きみが幸せであるように
月並みな言葉だけど
本気でそう思えるんだ
きみの一生分の笑顔のうち
ほんの少しでもいいから
ぼくが与えられたなら
それだけでぼくは幸せだから


おいしいものも たのしいことも
もっとたくさんたくさんあげたくて
どんより空が泣いてる日だって
ふたり笑いあってれば虹すら描けた

ねぇぼくら過ごした時間は
短く 儚く わずかでも
それはそれは美しいものだったって
ぼくは信じていれるから
きみもそう思っていてくれたなら

今だってぼくは祈ってる
きみが幸せであるように
ありきたりな毎日さえ
特別だと感じるんだ
きみの一生分の涙のうち
ほんの一滴でもいいから
ぼくの手でぬぐえたなら
それだけでぼくは幸せだから


ねぇきみがくれた幸せを
何倍にもして返したかった
生まれてきてよかったと
ふたり出会えてよかったと
最期に笑って言えたなら

これからもぼくは祈ってる
きみが幸せであるように
もう傍にいれないけれど
抱きしめることもできないけれど
これからきみが行くであろう
とおい空はただ広く
またきみは嬉しそうに
その足で駆けることができるから


だから どうか かみさま
その手で彼女を撫でてください
ぼくの分も これからも

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

そのサキへ

実家のワンコに向けた歌です。
もうすぐ遠くに行ってしまうので、
そこでも幸せでいてくれますように。

閲覧数:149

投稿日:2011/06/19 12:56:52

文字数:669文字

カテゴリ:歌詞

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