★レン★
家のチャイムが鳴る。
今日来る人は―――――、
「やっと来たか、リン。」
「ゴメンゴメン。」
俺が1番愛おしくて大好きな人。
今日のリンは晴れたような笑顔で俺を見た。

リンと喋る時間。
リンとゲームする時間。
リンとふざけ合う時間。
リンとおやつを食べる時間。
だけど俺はこの良い時間を潰す一言を言うだろう。

「リーンッ!!!今日さ泊まっていかね?」
と言ってリンに抱きつく。
「ふぇッ!??そ、そんな事していいの…?」
「いーよ。さっき母さんから電話で今日残業で一晩帰らないって言ってた。
父さんも兄貴も帰ってこないし。」
「でも着替えとか無いし…。」
「んぢゃ、俺の着ちゃえば?
下着とかは母さんのでいいだろ。
それか俺の服来て一旦帰ればいいしさ。」
何がなんでもリンを泊まらせる。
「それじゃぁ、お言葉に甘えて…/////」



☆リン☆
レンに言われた言葉に私は慌てた。
と、泊まるって…。
レンの事だし、ヤってくるんだろうなぁ。
私はちょっとだけ期待した。

「あ、もうこんな時間だね。
泊まるなら晩御飯の準備しなきゃ。」
「やったー!リンの手作り♪」
子供みたいにハシャギまくるレンを見て私は笑った。

「リーン!」
料理していると、さっきまで大人しかったレンが急に私を呼んだ。
「ん?何?」
顔を振り向けた瞬間。
レンはキスしてきた。
「えっ、んんぁ…、ふあ。
ちょっと!大人しくしててよ。」
「いいじゃん。ちょっとくらい。」
「もお!!後ちょっとで出来るからと待ってて。」
「ヘイヘイ。」

「レェンー!!出来たよー。」
「うっしゃ!オムライスだー!!!!!」
「「いっただきまーっす!」」



★レン★
カチャカチャと食器が擦れた音がする。
俺とリンは学校の話で盛り上がった。
後片付けをしてテレビを見た。
でも、俺はもう我慢できなくなっていた。
俺はあの事を切りだした。
「ねぇ、リン。俺に隠しごとしてね?」
ビクッとなるリン。
「………。」
リンは俯いたまま何も言わない。
シーンとしてテレビの音だけが聞こえる。
「リンが言わないなら俺が言「ゴメンッ!」
俺の言葉を遮ってリンは謝った。
「ゴメンねッ。ゴメンね…ッ。
レンは知ってるんだよね。
リント君が告白してきた事、キスしてきた事ッ…。」
キスの言葉が胸にズキンと刺さる。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【7回目投稿】触るなぁぁぁぁぁ!!!!!

リンが言っちゃったよ…。
波乱です!

■コメ、ブクマありがとうございます(*^^)v
嬉しいッス(>_<)

閲覧数:741

投稿日:2010/11/13 11:21:35

文字数:985文字

カテゴリ:小説

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