7畳のワンルーム 鳴り響いたアラーム
重たい身体が朝を拒む
覗き込む光に目がまだ慣れない
憂鬱な1日が始まる


イヤホンで塞いだ喧騒 脳裏を彷徨う幻想
半端に逃げ出してしまった感傷がまた
春風に乗って 僕を横目に去って
情けないなって咲っているようだ

交わした約束も 埃を被って行方不明だ
再会が許されるなら何から話そうかな

君が居た朝が少し恋しくて
それでもなんとか元気でやってるよ
君が冬を攫ってどれくらい 変われたかな
少しは変われたかな

春息吹く世界に君だけが居ない
脈を打ち生かされる意味は盲目に
舞い散ることもできず野垂れ枯れる運命から
逃げ出す勇気もないのか


賽を振るのは 過去でもなく未来でもない
君の声を辿った先に どんな結末が待とうと
その向こう側でまた話がしたいよ
確かなものはこれ以外見つかりそうもない


今でも憶えてる 君に初めて触れた
街は日々はとても綺麗だった


君が居た朝が少し恋しくて
それでもなんとか元気でやってるよ
君が冬を攫ったあの日から
僕の心は君で染まってた

涙で霞んだ明日が君が
魅せた季節に花が咲いていく
春息吹く世界でまた生まれ落ちた
未来がそっと目を覚ます


薄明、僕らの春が鳴く

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

薄明、春が鳴く 歌詞

閲覧数:539

投稿日:2020/05/08 15:56:08

文字数:526文字

カテゴリ:歌詞

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