閉じる扉の外で 君はさよならと
笑う瞳に揺れた 真冬の海 
遠ざかる町並みに 君を重ねては
暗いシートに座り 静かに目を伏せた

トンネルの先の 見知らぬ道(貴方を乗せた 黒い影)
燈台に灯る 星が示す(小さくなって 消えていく)
胸に抱く想いが
夜更けの汽笛を鳴らして(猶紅く、)

(燃えいく)
惜春の一秒 トランクに詰め込んで(重ねた、)
(月日の)移ろう毎に 夏の光 跳ね返す若さが
(袖に)縋る愛しい恋を 振り切って旅立てと
(さざめく)窓辺の仮寝 夜汽車はただ 咽び泣いた 

*

差し出された手紙に 綴られた言葉(『ずっとずっとあなたを待つわ』)
月の光に透ける 幼い日々(『あの日の約束を抱きしめて』)
無邪気な顔で二人 拙く繋いだ
小さな手の温もり 春待つ花蕾 

さよならの数が 人生でも(背中を向けて 去るわけを)
必ず帰るよ 会いに行くよ(知っているから 微笑むの)
景色滲む涙は
夜明けの汽笛に隠して(人知れず、)

(溢れる)
惜春の一秒 其処此処に君はいた(紡いだ、)
(月日は)移ろう毎に 夏の光 眩むほど綺麗で
(袖を)濡らす僕の恋を 今は歌に託すよ
(一途に)線路は辿る 水平線 きらめくなら

(夜汽車は)振り返らずに たった一人 走っていく

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

惜春*花謡

ヒゲとかモジャモジャさんの哀愁パンクに歌詞応募させていただきました!
http://piapro.jp/content/fwknw1fzihciw5xa

前ページに譜割があります。

(変更箇所あり)
2月6日…【B2】(知っているから 流すまい→知っているから 微笑むの)に変更。
同月同日…歌詞表示を変えました。
同月8日…2度目の歌詞表示修正

***
タイトルの読みは「せきしゅんかよう」。

哀愁の疾走感+昭和歌謡=夜汽車の旅路

という連想です。
「男なら旅に出る!理由はない!」っていう歌詞にするつもりだったのですが、
リンちゃんの一途で芯のある声を聞いている内にこんな風に変わりました。

閲覧数:1,071

投稿日:2010/02/09 02:00:47

文字数:543文字

カテゴリ:歌詞

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