鮫の入った水槽 こんなものは怖くない
ぎしり、とベッドが鳴いて吐き捨てられた言葉が何より僕は怖い

気怠い海
無力な風
約束は無い
頬にキスして

いつか分厚いガラスが割れたら
鮫はこの部屋を彷徨うだろう
どこにも行けなかった鮫はどこへ
何を夢見て旅立つのだろう

こんなものだろうと言う こんなものだろうと言う
どっちつかずで笑うと何も言えなくなる不器用で誠実な君がいい

途切れる海
眠れる風
クラゲが泳ぐ
何も言わない

昨日目を伏せて君が笑った
今日も受け入れられずに笑った
こんなものだろうと言う、君は
こんなものにさえも傷ついて

光の雨で傷だらけ
津波の様な後悔と
ゆるく傾れてく鮫に
僕はただ眼を閉じるだけ

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Walhai

世界が変わるのを見た気がする。

閲覧数:83

投稿日:2011/07/27 02:31:06

文字数:311文字

カテゴリ:歌詞

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