title:鋏
sing:初音ミク
write:けー。




君のために手紙を書いたんだ
だけども僕は臆病者
想いを詰めた封筒の中
宛名は勿論君だけど
差出人は不明でいい


下駄箱の前 放課後の
誰もいない静かな時間
くしゃりと握り締める音が
僕の手の中で響いたんだ


握り締めた手紙と 走る走る走る
君の声と笑う顔 浮かぶ浮かぶ浮かぶ
汗でぐしゃぐしゃになった封筒の中
届かないならなくなればいいや
切り刻んだ 僕の気持ち
紙屑になった 僕の手紙




「僕は君が好きです。」
勇気があればよかったのに
鈍色に光った鋏は
馬鹿にしたように僕を見た
「お前のせいでこのザマだ。
見てみろ 手紙はただのゴミ。」




臆病者の僕は 逃げる逃げる逃げる
悲しみなんていらないよ 去れ去れ去れ
君に宛てた手紙なんて知らない
閉じ込めてしまえばいいんだろう
押さえ付けた 僕の気持ち
ばらばらになった 僕の手紙




それでも届いて欲しいと願うのは
僕のエゴにすぎないけど
臆病者の僕にどうか
差出人を書く勇気を下さい
差出人は この僕だと

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

臆病者の僕と憎たらしい鋏のおはなし。

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投稿日:2010/11/04 14:36:23

文字数:473文字

カテゴリ:歌詞

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