暗い森の奥
温もりは解かれ
追い縋るよりも
速く 夢が降る

月に照らされた
手は赤く染まり
光を呪えど
時は遅かった


「別離の訪れ、身を任せたいと、願い乞う刹那。
 現れた少女、訪れぬ終焉、そうして僕は……」

運命の手を落ちて……
生命を奪い取り……
傷ついた手を取って……
「楽園」へ旅立った……
救済は神の儘、慈しみで迎えた……
僕たちは何処までも、赦されることは無く……

悲しみの歌が 永遠に響く……


罪科の小部屋を
開いたのは「捨てられた乙女」
逃げ惑うよりも
速く 明日が来る

少女の笑顔に
薄れる苦しみ
出会いを呪えど
時は遅かった

「戦禍の訪れ、見えない少女を、探し行く刹那。
 現れた青年、訪れた終焉、そうして私は……」

運命に拾われて、
生命を与えられ、
青年の手を取って、
殺戮の国を訪れた。
女王は狂気の果て、慈しみで迎えた。
私たち何時かまた、出会うことを信じて。

始まりの歌が、永遠を紡ぐ……


運命の手を落ちて……
生命を抱いたまま……
女王の側近から逃げながら……
迷い子に手を貸した……
彼らは罰の元に、首を無くし途絶えた……
私たちは何処まで、出会うことの無い儘……?

悲しみの歌は、庭園に響く……
「喜びの歌が、永遠に響く」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

捨てた青年は誰の手を取って楽園へ向かう

少女により救済を得た少年→青年だったが戦禍の最中失った少女を求め審判者の手を取り殺戮の国を訪れた。
そんな感じの話をば。
帽子屋さんのお話です。

曲はこちら→http://piapro.jp/t/3CSh

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投稿日:2014/02/18 11:44:56

文字数:543文字

カテゴリ:歌詞

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