晩夏に咲く花 サカサマP
世界に花が咲いた 淡く溶けた水色
また会えるよって君は僕を送った
鮮やかな日を抜けて 毎日が変わっても
残響するのは君と花
待ち合わせた夏の夜 揺れる林を抜けた
八月の温度には 少し寂しさが残っている
社の池で泳ぐ 金魚になれたらな
変わらずにいられたら 僕は弱いままだ
世界に花が咲いた 水に溶けていく色
何も言わずに 僕ら空を見ていた
境界に咲く花は藍色に染め上げる
夕闇に鳴った音と花
八月も終わりだね 君はそう呟いた
水面に消える 光彩
夏に溶けていく 二つの影
そっと握る温度が高くなった気がした
瞼を落ちる花が答えを教えていた
はらはらと溢れていく 晩夏に花は泣いて
最後じゃないって 無理に笑って見せた
真っ直ぐに目を向ける その中に僕がいた
残響するのは君だから
世界に花が咲いた 淡く溶けた水色
また会えるよって君は 僕を送った
鮮やかな日を抜けて 毎日が変わっても
残響するのは君と花
次もまた二人で見ようって
花は晩夏に溶け消えていった
夏に消えていく君と花
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サカサマ
その他
追記です
「はらはらと溢れていく」のところは「こぼれていく」と読みます
2016/09/05 03:14:55