振り解けない過去に 残響が木霊する
変わらないものなどないと 知っていたのに
打ちひしがれる無力を 運命が嘲笑う
震える声も無いままに ただひた走り出す

幾つの笑顔に 胸締め付けられたろう
幾度の虚しさに 何度歯噛みしたのだろう

抗えぬ血の宿命よ 泣き喚き叫び地を這え
立ち止まる術はない 限界を今打ち破れ
涙は流さない 己に誓ったあの日を
刻めその血潮に 熱き願いを果たすまで


忍び寄る追憶に 焦燥が付き纏う
変わりゆくものなどないと 思っていたのに
闇に歪む唇を 仮面が惑わせる
伸ばした指をすり抜ける 華の色が憎い

幾つの期待に 裏切られ続けたろう
幾度の賢しさに 何度牙を立てただろう

狂おしい血の衝動よ 己を切り裂き朱を散らせ
確かめる術もない 青白き焔を揺らせ
ただ時の流れに 朽ちゆくあの日の絶望を
はらせその鼓動に 昏き望みを刻み付け


静けさに佇んだ 見果てない空の様に
儚くもひたむきに 凛とした花の様に
在れるのか 成れるのか
幾つの命 心 絆
紡ぎ繋げ 出会い別れ
その瞳に 焼き付けて


研ぎ澄ませ


暁に昇る 日輪よ
あまねく世照らす 光たれ
閃きに 駆け抜ける
一刃の 風になれ

涙を優しさに 守り抜く強さに変えて
切り開け未来を掴め
舞うその火よ 今 燃え上がれ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

宿命

これも少し前に書いた歌詞。題名つけるの難しい。

閲覧数:173

投稿日:2020/04/08 23:11:56

文字数:557文字

カテゴリ:歌詞

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