1.
空き缶を蹴る音がした
雑踏でも虚しく木霊した
もうすぐ夕方のニュースが流れ
他人事で終わるんだ

現実は無慈悲だ、残酷だ
そんな歌に心を打たれても
明日の夜には忘れ去られ
酒で盛り上がるのもまた世の常だ

どれだけ喉を枯らしたって
どれだけ声を響かせたって
届いても、届いても 誰もが思うんだ
「そんなの俺には関係ねえ」

s
明日を越えれなかった者らの残滓が
人知れず溶けて朝露となっても
僕らいつまでも叫んでいたいんだ

来る日も僕らを照らし出す明星が
無価値な当然に成り下がっても
誰かの光に変わりはないから
それは私の光でもあるから


2.
赤子が泣き喚く声がした
電車と靴の音に紛れ
無邪気で純粋な一時は
施設の中ではただの腫れ物か

歴史は都合か、真実か
未来から貼られるレッテルは
エセナショナリズムを名乗る者が
言い値でネットに流したゴミだ

創世 抑制 まだ恒星 から
老衰 浸水 のらりと流刑 法螺
Rayline 傘とRain line
意味不明な僕らの声明だ

s
明日を呪ってばかりいた残骸が
砂の風に消えて見えなくなっても
雨で流れない混濁は絡みつく

明けては何度も目を閉じる曇天が
最低な日々を齎しているのなら
もう傘を手放せはしないかな
何も無い私にはお似合いなのかもな


3.
醜い誰かが呪詛を吐いて しがらみを全て擦りつけた
嫌いな未来がやってきて 「後は頼む」と無責任に逃げた
醜い僕が息を吐いて 空虚な空に祈っていた
雨がこの街を溺れさせて まだ見ぬ星の子に託すように

s
傷から流れ零れ落ちる心象が
瘡蓋になって赤を堰き止めても
いつまでも涙雨に曝されているばかりだ

光の先に求めていた憧憬を
夢見て起きた朝に歌ったなら
僕ら生きていることを未来に誇れるんだ
僕ら始まったことにまだ気付けてないんだ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい
  • オリジナルライセンス

逃避光

BPM155くらいのリズム感あるロック(予定)です。
やっぱりAmazarashiさんって偉大だね。

閲覧数:(計測中)

投稿日:2024/12/11 16:24:46

文字数:778文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました