ひらり、ひらり空を舞いゆく
僕の心、蝶みたい
闇に一筋輝く糸に
絡みとられて…

左右反対、上下逆さの
端まで闇の腐敗した街
幼い狂気が生まれるたびに
誰かが恐怖にまみれて死ぬ

夢に恋する僕の妹
未来を語るその横顔も
戯れ言じみたこの世界では
それすら戯れ言と呼ばれる

進むことも、戻ることも
逸れることも叶わないならば
僕は空を舞う蝶となる…

ひらり、ひらり空を舞いゆく
君の心、脆くても
ビロードに似た二対の羽で
包んであげる

きらり、きらり煌めく星に
届くことは、叶わなくても
僕は腕を伸ばし続ける
黒い羽持つ
羽虫は今日も
足掻き続ける…


生きることも、死ぬことも
諦めることもできない世界
君は美しく散っていく

ぱらり、ぱらり舞い落ちていく
落ち葉のように、鮮やかに
滴っていく赤い雫
青白い君よ…

ぎしり、ぎしりと音を立てて
崩れていく、この世界
悪意で満ちた人間にもう
安楽はない

ひらり、ひらり空を舞いゆく
僕の心、蝶みたい
闇に一筋輝く糸に
絡みとられて
狂った蜘蛛に
食われて死んだ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

閲覧数:50

投稿日:2009/04/07 16:26:27

文字数:461文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました