エメラルド

あなたは僕にとってまるで拡声器だったよ
この部屋で消えゆくはずの言葉、歌に変えてしまったんだ
あなたは僕の前で爆ぜたエメラルドだったよ
ここじゃない世界の方へ、僕の手を引いてくれたろ

物語の始まりのように胸が跳ねた、何もかも変えられる気がした
また僕を支えてよ

あなたみたいにはまだうまく歌えないけど
あなたがいないところでも涙くらい自分で拭ける
幼い想像でも、拙い輪郭でも
この手で描けるようになったよ
あなたに導かれて辿り着けた未来だ

あなたは僕にとってまるで水鏡だったよ
僕でさえ背を向けていた僕の何もかも映し出したんだ
あなたは僕の頬を撫ぜた春の風だったよ
少しだけ重く粘って、纏う僕のかたちを教えてくれたろ

暗闇を照らすように
高らかに、伸びやかに、詩の束が響いている
無数に砕け散るかけらのひとつひとつが
僕に似てる誰かの歌

あなたみたいにはまだうまく歌えないけど
あなたがいないところでも涙くらい自分で拭ける
幼い想像でも、拙い輪郭でも
この手で描けるようになったよ
僕だけの僕を
きっと今日の日も、明日も、明後日も
目の前の暗闇は少しずつしか照らせない
それでも僕は歩ける
これまでも、これからも
微かな風を背に受けながら
あなたに見送られて辿り着けた未来だ

物語の始まりのように胸が跳ねた、何もかも変えられる気がした
エメラルドのかけらとともに

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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エメラルド

閲覧数:230

投稿日:2026/10/03 21:37:20

文字数:594文字

カテゴリ:歌詞

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