自分の顔も思い出せない消えてゆく私
誰のせいでもないこの日々を救ってくれるか?

虹色の言葉なら遠い日のひび割れた彼方に
作られた記憶なら取り残されたまま

生まれなければよかったと思う私はただの敗残者
止まれ止まれと叫べば哀れな動き続ける亡骸

騙されたまま歩いても何も報われなければなおさら
前も後ろもあいつが笑えば早くこの世の終わりを

歩き疲れた私のことを見ているのは誰?
見えない出口を求めたままどこへも行けずに

「ありがとう」の意味なんて知る価値さえないはずと信じた
使うことのない言葉並べて溶けて行けば

今まで歩いた記憶を吐き気とともにすべて終わらせば
少しはマシな絵が描けるはずと夢を語ったあいつは

嘘を嘘と信じさせる幻をその目に映し出して
凍ったままの指先に触れた青い眼差しを捨てて

辛いだけの真夜中を通り抜けて
目覚めたその先に響く世界は

白と黒に塗り分けられ感情を持つ気力もなくした
誰にも止められない世界が落ちてゆけば幸せだ

「始まり」を望まないのになぜ終わりに向かうしかないのか
正すべき間違いの代償をなぜ負わなくちゃならない?

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

この意味のない世界を、あなたへ

「この意味のない世界を、あなたへ」
作詞・作曲・編曲:DNC

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投稿日:2022/12/09 22:44:12

文字数:483文字

カテゴリ:歌詞

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