あなたのせいと言われることがこんなにも
解けていくようで重なるようで
誰でも良かったはずなのに今では
外せないピースのひとつになった

間違えてはいけないからと渡された地図は
私だけ読めなくなってしまった
コトバはこんなにも脆くて儚くて
自分の輪郭が全てと感じてた

触れ合った全ての誰かを
繋ぎ止めることが出来ないように
知らなかった誰かの匂いをただ
覗き込むようなことはしたくない

今だから言えることは
いつまでも言えないんだから


わたしのせいと問われることがこんなにも
壊していくようで甘えるようで
今でも縋ってしまうのにここでは
ほつれてくボタンのひとつになった

遊んでてはいけないからと付けられた枷は
私だけ消えなくなってしまった
イタミはこんなにも強くて切なくて
他人の幻覚が全てと思ってた

撃ち合った全ての魔法を
おびき寄せることが出来ないように
知らなかった我らの記憶をただ
塗りつぶすようなことじゃ変えれない

明日だからできることは
いつまでも出来ないんだから


中途半端に空を飛んでいると
いつまでも星座になれない気がする
落ちる事も出来ないさんかくうお
飛沫を上げたら竜になれるかな

叫んでいると誰か呼んでいるようで
歌っていると話聞いて欲しそうで
黙ってると笑顔遠ざけているようで
眠ってればもう誰も届かない

そのまま朝になってしまうスイッチを
私は押した覚えがないのだけど


触れ合った全ての誰かを
繋ぎ止めることが出来ないように
知らなかった誰かの匂いをただ
覗き込むようなことはしたくない

今だから言えることは
いつまでも言えないんだから

今そばで言えることは
いつまでも言いたいんだから