誰も許さない!
(幸せだった日々は……)
みんな死んじゃえ!!
(もう……戻らない……)
「1年前」
A
私は歌う
事しか出来ない
貴方の人形
でも今日からは違う
B
貴方の想いが
私を変えた
自由に動ける
会話も出来る!
C
貴方の愛で
魂が宿る
小さな奇跡
ああ、何て幸せ!
「そして、現在」
サビ
私を愛して!
独りにしないで!
あなたどうして
死んでしまったの?
間奏
男は極東からやって来た天才人形師。
彼は心血を注いで「歌う」人形を作り上げた。
勿論、人形には「歌う」以外の機能は無かったが、
男は毎日人形に話しかけ、慈しんでいた。
人形は大切にすると、魂が宿ると云う。
男の深い愛情によって、「彼女」は動き始めた。
恋人同士になった二人。
男と「彼女」は何処に行くにも一緒だった。
しかし、移民で異教徒の彼を快く思わない者も多く、
村人は彼を始末する計画を立てていた。
「おい、狂人が通るぞ!人形に話しかけてる!」
「なんて不気味な……これだから異教徒は……」
「教会に、アイツの排除を頼もうよ!」
そして、起こった悲劇。今は憎しみだけが彼女を動かしている。
憎悪の念が、彼女の心と体を侵食し、変化させていった……
2番
A
「邪教の使徒は
許されない
呪いの人形を
今すぐ棄てろ!」
B
教会からの手紙
最後通牒
貴方は豪快に
破り捨てた
C
「裁判が有る。」
「でも心配しないで。」
そう云って貴方
頭撫でてくれた
サビ
異端裁判
判決が下る
「人形の没収」
「焼却処分」
C
私がいなく
なる事で貴方が
許されるなら
「私、喜んで焼かれるわ。」
B
貴方が無罪で
本当に良かった!
マスター、貴方が
大好きだったよ!
「彼女は大好きな男の目の前で、教会の大きな暖炉に放り込まれた。」
「ミクっ……!」
サビ
マスター、どうして?
何をしてるの?
「男は彼女を助ける為に暖炉の中に飛び込んだ。」
「彼女をかばうように抱きしめながら男は焼死した。」
群衆
「馬鹿な男だ」
「人形と心中……?気が狂っているんじゃないか……?」
「邪教の使徒と、呪いの人形を同時に片付けられて、一石二鳥だったな。」
「一人で人形に話しかけていたものな……気持ち悪い。」
「あいつなら人形を目の前で暖炉に放り込めば、絶対助けるために飛び込むと思ったよ。」
「あはははは、黒こげだ!」
ミク
「許せない……絶対許さない!」
サビ
誰も許さない!
鏖にしてやる!!!
暖炉から飛び出して
一人…また一人…
「殺してく」
異端狩り
中世ヨーロッパ。ある天才人形師がミクという「歌う」人形を作り、愛した。
人形は「歌う」事しか出来ない筈だったが、男の深い愛情により、「感情」が芽生えた。
間もなく二人は恋人同士になるが、それは悲劇への始まりだった…
曲はコチラ→http://piapro.jp/content/b4ga1l3fxrddt6ql
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ピノキオPの『恋するミュータント』を聞いて僕が思った事を、物語にしてみました。
同じくピノキオPの『 oz 』、『恋するミュータント』、そして童話『オズの魔法使い』との三つ巴ミックスです。
あろうことか前・後篇あわせて12ページもあるので、どうぞお時間のある時に読んで頂ければ幸いです。
素晴らしき作...オズと恋するミュータント(前篇)
時給310円
廃墟の国のアリス
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BPM=156
作詞作編曲:まふまふ
-------------------------------
曇天を揺らす警鐘(ケイショウ)と拡声器
ざらついた共感覚
泣き寝入りの合法 倫理 事なかれの大衆心理
昨夜の遺体は狙...廃墟の国のアリス
まふまふ
6.
出来損ない。落ちこぼれ。無能。
無遠慮に向けられる失望の目。遠くから聞こえてくる嘲笑。それらに対して何の抵抗もできない自分自身の無力感。
小さい頃の思い出は、真っ暗で冷たいばかりだ。
大道芸人や手品師たちが集まる街の広場で、私は毎日歌っていた。
だけど、誰も私の歌なんて聞いてくれなかった。
「...オズと恋するミュータント(後篇)
時給310円
初めて恋をした白いソファで
貴方は四角い空を眺めていた
あの日と同じの止まない雨
傘もささないで歩いた道のり
今も覚えている?
あぁ今日の空も雨 哀しげに降っている
まるで涙ように戸惑い続けて降っている。
キスして深く知る貴方メロディ...雨のトレモロ
出来立てオスカル
ミ「ふわぁぁ(あくび)。グミちゃ〜ん、おはよぉ……。あれ?グミちゃん?おーいグミちゃん?どこ行ったん……ん?置き手紙?と家の鍵?」
ミクちゃんへ
用事があるから先にミクちゃんの家に行ってます。朝ごはんもこっちで用意してるから、起きたらこっちにきてね。
GUMIより
ミ「用事?ってなんだろ。起こしてく...記憶の歌姫のページ(16歳×16th当日)
漆黒の王子
君の神様になりたい
「僕の命の歌で君が命を大事にすればいいのに」
「僕の家族の歌で君が愛を大事にすればいいのに」
そんなことを言って本心は欲しかったのは共感だけ。
欲にまみれた常人のなりそこないが、僕だった。
苦しいから歌った。
悲しいから歌った。
生きたいから歌った。ただのエゴの塊だった。
こんな...君の神様になりたい。
kurogaki
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