夜の帰り道、撮影帰りの機材バッグを肩にかけながら空を見上げると、時々ふと思うことがあります。
人との出会いって、どこか星座みたいだな、と。
ひとつひとつの星だけを見ればただ遠くに浮かんでいるだけなのに、線で結ばれた瞬間に意味や物語が生まれる。自分の人生も、きっとそんなふうに誰かとの繋がりで形作られてきたのだと思います。
カメラマンとして独立してから、本当にいろんな人に出会いました。
広告代理店の方、モデルさん、ヘアメイクさん、ディレクター、初めて撮影を依頼してくださった個人のお客様。
あの時あの場所に行かなければ、一生交わらなかったかもしれない人たちです。
でも不思議と、人生には“必要なタイミング”で現れる出会いがあります。
落ち込んでいる時に声をかけてくれた人。
自分の写真を見て、「そのままでいいと思いますよ」と言ってくれた人。
無言で現場を支えてくれたスタッフ。
そういう存在に何度も救われてきました。
最近は人間って自分ひとりの力で生きているわけじゃないんだな、と強く感じます。
もっと大きな何か。
言葉にするなら、流れとか、縁とか、見えない力とか。
そういう“something else”に静かに生かされている感覚があります。
だからこそ撮影現場でも「自分が撮っている」という感覚だけではなく
「撮らせてもらっている」という気持ちを忘れたくないんです。
光があること。
誰かが笑ってくれること。
シャッターを切れること。
当たり前に見えることも、本当は奇跡みたいな積み重ねなのかもしれません。
星座も、ひとりでは完成しません。
人と人が繋がって、初めて意味が生まれる。
そう考えると今日まで出会ってくれた人たちに、改めて「ありがたいな」と思います。
そしてこれからも、自分の写真が誰かの夜空に小さな光として残ってくれたら嬉しいです。
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