キミの声が不意に
途切れたわけをさがす
そのせつなさに涙する
ヒマなどないほど……

どこをあたればいい？
初めての待ち合わせ……？
遠い記憶でわからない
馴染みの店すら、思い出せないよ

むかし観た映画の
シナリオ通りにすすむ
気まぐれすぎなキミだけど
僕を愛しているさ、だろ？

言葉に酔うヒマもないほど
キミに夢中すぎて
あやうい赤信号のドライブさ

空を２人眺めるほどの
余裕さえももてなかったね
いや、もたなかったのか
今じゃもうわからない

忙しさにカッコつけては
キミに似合うヤツになりたい
そんな甘い愚かさは自分だけじゃなくて
キミまでも追い詰めていた
いまさら遅い……



まだ間に合うのなら
そばに居たい居てほしい
キミがさまよい歩いても
たおれ着く先に僕は居たいんだ

それだけじゃダメなら
キミと向き合うだけの
器量も度胸もまだない
けど、同じ未来を描こう

つなぎとめるためだけの
宝石(いし)も金にも伝説さえ
得られる愛なんてない、そうだろう？

忘れていたわけじゃないけど
どう云えば伝わるのかって
かけた年月に相応しいものかどうかなんて

キミの欲っしたものがなにか
ホントは今もわからないさ
けれど指環のサイズより
今日あったどんななにか
キミの紡ぐ言葉を
聴かせてよ、今


キミってやつは灯りもつけず
まさかにココいるなんて
失くした合鍵を
僕と重ねちまうなんてさ

ときどきどうしようもないほど
ズレたことをする僕たちは
逢えばそんなのどうでもよくなる
シグナルはいつでも　mirage
未来時間へのパス　marrying