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もうすぐまた寒い冬がくる
だれかに愛されて
届かない想いよりもかるい雪
舞いおちてはつもるのね
１．
２人でみつめた未来は
かわらないよ、だから安心して、と
あなたの瞳がうつすわたし
本当のわたしだったかな
いつの頃から　むしばまれていった...

１．
賭けをしましょうか？わたしが勝つまで　みえないルール
ソコへ踏み出せば魅惑のパンドラ　解けないリドル
ゲームなら　やり直せる甘いささやきの媚薬
首にてをまわし　見上げれば合図　冷ややかなとき
絡み合う視線　心のステップ　夢もトリップ
いたずらに記憶する大脳辺縁系を
狂わせるほど誰かと酔いたいわ...

キミの温もり
あの日から憶えた
さびしさと云う名の無限
やっとふたり重ね合えた時間(とき)に
溺れては呼吸を確かめ愛
余裕のなさ
張り裂けそうな明晰夢は
わたしひとりで彷徨いはじめた
どうしてかな
キミのみえない旅よ...

１．
胸の奥ふかくくすぶる何か
誰の心のうつろいにみる
ありえない不変から不偏の
傷跡にキミはなにを望む
撃ち放った情の弾　　
回収不能だよと云い逃れ
スリルの加速と風向き　　
一(いち)のゆがみ
そこでみてる忌みゴたち　...

キミと逢った１年前は
まだ少し寒い　春だったね
ほんの少し交わす言葉
蒼い色のあいさつだった
程よい近さ
だけど互いを
見合わせることもなくて
だけど不意に
強めの風は
２人をそっと近づけた...

キミの声が不意に
途切れたわけをさがす
そのせつなさに涙する
ヒマなどないほど……
どこをあたればいい？
初めての待ち合わせ……？
遠い記憶でわからない
馴染みの店すら、思い出せないよ
むかし観た映画の
シナリオ通りにすすむ...

星の翳りをみた
カードのしめす行方
魂のこえ、きこえたら
迷いのルージュを……
重なるブービートラップ
ありきたりだとなげき
あじけないさと、カッコつけ
身動きできない、いいわけさらした
照らしたはずの道
キミは涙に滲む...

１．
甘い吐息ひとり占めの日
長く続くハズもないのに
逢えば加速してゆく胸
銀に光り月は微笑む
来ない明日ならそれもいいさと
愛を執着にかえ
最期にこの瞳に焼き付けて
纏いからめ堕ちゆきたい
戻れるなら戻りたいと...

１．
いつの日から気づいていたの
キミと私のすれ違いは
なにがいけなかったのかな
まだ始まったばかりだったのに
当たりまえでも　言葉をかわし
想い確かめあうように
ふれあう指　探りあてても
透きまからこぼれていった
痛みのない　爪の跡は...

ずっとキミに渡すつもりで
いくつものウソ　重ねてきた
好みの味　知らないのに
ぎこちない手　眠らない夜
不意に告げたの
見慣れてる文字
砂のように崩れそう
きつく握る
手からこぼれて
夢から醒めてゆく、未来……...

胸をおさえ涙をこらえ
時のゆがみを　ねじれば罪
ひとすじの矢　弧を描いた
キミの核(コア)をつきぬけてゆけ
２度と逢えない
何故出逢ったの
どこ吹く風に問うても
応えやしない
よどむ湖底に
月の瞬きは届かず...

1.
優しいキミの声は奏でる
ただひとり当てのなき行路
過去をとざす　長きねむり
銀のロザリオ　なくしたままに
おのずと背負い
成す術もなく
流す涙ものみこむ
差し伸べられた
すべてをはらい...