「リン、大丈夫か?」
「あ、うん………。一応まだ歩けるっぽい………。」
実は結構無理してるんだけどね………。だってさっきから歩いている道が舗装されてないんだもん!疲れやすいに決まってんじゃん!
「………ウソだろ?」
「う、ウソじゃないよっ!」
「鏡音君、カバン持ってあげるね♪」
ルカ先生、このタイミングで何言tt「ありがとうございます。」………レンも預けるなよ………。
「ってわけで………リン。乗れ」
見れば、レンが目の前でしゃがんでた。
………で、私にどうしろと?
「レン?急にどうしたの?」
「いや、口でそう言ってるけど、辛そうだったからさ。」
「でも、本当に大丈夫だから……」
「いいから乗れって言ってんの。」
…………ここまで言ってくれてるし………甘えてもいいよね?
ということで背中に乗らせてもらう。
「レン、ありがとう………。きつくなったら言って。降りるから。」
「別に大丈夫だって!」
これ以上話し掛けるとレンもきついだろうなぁ……って思って話すのやめてレンに寄りかかってたらだんだん眠くなってき……………
「…………ン………リン………」
「ふ、ふえっ!?」
私寝てたんだ………。っていうかレン!?
「寝かせとこうかと思ったんだけど………。さすがに晩飯とか帰る準備とかあるから………。」
「ご、ごめん!寝ちゃったんだ……。」
「いや、疲れてただろうし別に謝ることじゃないだろ。」
………絶対迷惑かけたよ。
なんで寝ちゃったんだろ……やっぱ歩けばよかった………。
「ほら、早く行くぞ?」
「あ、今行くから!待って!」
「ちゃんと待ってるから、焦るなって。」
「わっ、分かってる!!」
食事から帰ってきて、帰る準備だって終わった。まあ、帰るのは寂しい気もするけど………
で、さっきからベッドの上に寝そべってレンとひたすら喋り続けてる。
「リン、そろそろ寝るぞ?」
「えーっ!?まだ眠くないんだけど………。」
「だって寝てただろ?だいたい何時だと思ってんだ?」
「12時半デス………」
「だろ?」
「でも眠くな「寝ないんだったら少しいじめてやろうか?」
なんかレンの笑いかたが怖い………。
「でもレンはいじめないでしょ?」
「ははっ、どうだろうね?」
そういうと首に顔を寄せてきた。その後に軽く吸い付かれる感覚。
「……っ。レン………?」
「寝ないなら続けるけど?」
「っ!レンのばかぁ!!!だいっきらい!!!」
きっと私、顔真っ赤だ………。でもそんなの気にしてらんない。どこならレンと距離置いたまま寝れる!?
「リン、何もしないから!風邪ひくから戻ってこい!」
「嘘だったら怒るからね!?」
一応ベッドには戻るけどレンの方は向かない。顔合わせたら顔が熱くなりそうだから。
そんな状況のなか眠りに落ちた。
翌朝
「リン、機嫌直せって。」
「レンの嘘つき!もう知らない!」
「………あの2人、何があったの?」
「さあ?」
喧嘩続行中。レンが悪いんだから!
「帰るから来た時と同じようにバスに乗りなさい!」
「カイト君、席替わって!」
「えぇっ!?」
「カイト、行くよ!」
ミクがカイト君を引っ張って行ってしまった。逃げ道無くなったじゃん………。
「リン………ゴメンって。」
「ヤダ、レンが悪いんだもん………。」
「俺のこと嫌い?」
「嫌い。」
「本気で言ってんの?」
「…………う、嘘………」
こんな私でごめんね
冷たい態度とったってあなたのことが大好きだから
これからもよろしくね!
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ご意見・ご感想
囮
ご意見・ご感想
終わってしまった(´;ω;`泣)
面白かった…今回も…!!
次のも楽しみにしてるね!!
2010/10/30 22:30:15
流華
やっと終わりましたよ………
面白かったと言ってもらえて嬉しいです♪
次も頑張ります☆
2010/11/01 15:00:15